Diary

涼を求めて


絵本「めっきらもっきらどおんどん」の挿絵に描かれているような入道雲が見られ真夏を思わせるような気温になった今日、5歳児の子どもたちは炎天下の下、来週に迫ったお泊り保育に向けてそうめんを茹でて流しそうめんを味わっていました。ペットボトルの水が熱くなるかどうか実験を重ねることや、先日U字溝で枝や薪を使って茹でることを通し、可・不可や時間がかかるなど様々な経験をし、話し合いをし、燃料屋さんから借りたガスコンロを使うことになった結果が今日の流しそうめんということになります。これまでとは違うガスの力に子どもたちから「やっぱり違うね」とか「早いね(沸騰するのが)」との声が上がったとのこと。そんな子どもたちが熱い園庭で食べた冷たいそうめんは格別だったことは、子どもたちが職員室前の水道で片付けをしながら「そうめん最高〜!」と雄叫びをあげていることからもわかりました。この流しそうめんの楽しさが、お泊まり保育が少々不安な子どもたちにとって良い起爆剤になってくれると良いのですが・・・。こんな風に5歳児が楽しみながらお泊まり保育の準備しているように4歳児の子どもたちは来月の夏まつりが楽しみでならないようで商品サンプルを見ながら「コップコーン(ポップコーン)買ってもらうんだあ」とか「私は焼きおにぎり」と大騒ぎしています。今年は毎年作っていた焼きそばがメニューからなくなり、その代わり新たに焼きおにぎりが加わるなど、多くの方々に喜んでもらえる夏まつりになるよう担当の先生を中心に準備を進めています。どうそお楽しみに!
 さて、砂場のところに植えて以来、数年間かかって昨年やっと実るようになった巨峰が今年も実っています。当然、紫色になり食べごろになるにはまだまだ時間が必要ですが、子どもたちにとってはマスカットやナイアガラのような黄緑色のぶどうのようで美味しそうに見えるのでしょう。気づけば実が日に日に減っているような気がしていました。するとどうでしょう、5歳児N組にKちゃんがうっとりした表情をしながらぶどうの房を手にし、今にももぎ取りそうな勢いなのです。そこで「Kちゃんもう少し待ってて」と声をかけたのですが、周りの子が「この前もKちゃん取ってたよ」というではありませんか。日に日に減ってるという僕の感覚は間違っていなかったということですが、果たして数ヶ月後、どれだけの房が残っていることやら・・・。
2018年07月10日(火) No.2346 (園長日記)

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