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ゴールなんてない
今日から二日間の日程でキリスト教保育連盟東北部会の総会・研修会が開催され昨年度の事業の報告と会計の報告、また、今年度の事業計画などを加盟園の方々に審議していただき、全て議案についてご承認いただきました。この総会・研修会の他にも毎年夏の研修会や地区ごとの研修会、各園の代表者が集う研修会が開催され様々な学びを得ています。同じ講師の先生の話を聞いても保育の経験年数が違うと理解の仕方が違うこともしばしばですが、大切なことは保育の経験年数が何年あってもしっかりと学ぼうとする気持ちがあるかどうかということでしょう。もし、経験年数豊かなベテランと言われる先生が「私はもう○○年の保育をしているから・・・」といって学ぶことをやめてしまった場合、反対に「保育経験はまだまだ経験が浅いからもっともっと学ばなければ」といった場合どうなるでしょうか。その答えはおのずと理解していただけるとおもいます。経験年数は必要なものではあるかも知れませんが、長く勤めていれば自然と増えていくものです。しかし、「○○年間も保育の世界にいるのだから何でも知っていて当たり前」と言われる(思われる)ようなこともあり、場合によっては経験年数が邪魔に感じたり悩みの原因になるようなこともあるものです。保育や子育てには方程式やゴールなどなく、常に迷い苦しみながらも子どもたちの育ちにとって最善と思うことを与えてあげることが必要です。もしかすると、それがわかっているベテランの先生こそが、もがき苦しんでいるということもあるような気がしてなりません。
さて、ここ数日、ノートにひらがなで「反省文」を書き残し、衰弱死してしまった5歳の女の子のことが話題になっています。こんな悲しい結末を迎える前に誰か大人が気付き救いの手を差し伸べてあげられなかったのか、なぜ子どもを殺めてしまうような大人が出来てしまうのか?保育に関わる者としてしっかりと学び続けていかなければならないと思わされました。
2018年06月08日(金)
No.2329
(園長日記)
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