Diary

不思議な縁


今日は保育園の恒例行事となった「ひつじの毛刈りの日」でした。「親子遠足」や「夏祭り」「親子で遊ぼう会」は天気に悩まされ、晴天用のプログラムにするか雨天用のプログラムにするか判断に迷うことが多いのですが、なぜか「ひつじの毛刈り」の日だけはそんな悩みは皆無で、それどころか暑さ対策が必要なほどの晴天に恵まれます。そして今年も朝から夏を感じさせるような日差しが差し込み毛刈りにはぴったりな日になりました。そんなこともあり、子どもたちは軽トラに乗せられてやってくる羊が到着するのを心待ちにしながらゴザを敷いたり日差しを遮るためのテントを張る手伝いをしながら園庭で遊んでいました。しばらくして待ちに待った羊たちがやってくると大喜びした子どもたちが止められた軽トラを取り囲み大喜び。そんな子どもたちの歓待に驚いたのかやって来た二頭のメスの羊たちは荷台から降りたがらないほどでした。しかし、いざ毛を刈ってもらうとやっと暑さから解放され気持ちよかったのでしょう、桜の木下で涼んでいる羊たちの表情が心なしか嬉しそうに見えました。
 さて、昨年に引き続き、今年も丸森町にある「金山保育所」の3・4・5歳児の子どもたちが毛刈りを見る(する)ためにバスに乗ってやって来てくれました。同じ町内であっても公立保育所の子どもたちとの交流はなかなかないのに、町外の公立保育所の先生方が第一光の子保育園の行事や保育に関心や興味を持ってくださり、しかもこうして2年間も続けて交流ができていることは嬉しいことです。できることならこの縁を途切れさすことがないように来年もお声がけしたいと思います。
 そうそう、今年の毛刈りは毛を刈ってくださる小島さんのほかに仙台市内で羊毛の原毛半販売やワークショップをなさっている高橋さんが手伝いにやって来てくださいました。この高橋さんは刈った羊毛を毛糸に紡いだりフェルトにしたりするワークショップをなさっているらしく、今日も毛刈りの担当だったS先生にスピンドルという機械を使い毛糸を紡ぐ方法をレクチャーして下さいました。簡単そうで難しい作業のようでしたが、それが癖になるようでS先生は夢中になっていました。どうやらこの作業、子どもたちが遊びながらできるというのでスピンドルをいくつか購入してみなければ・・・。
2018年06月05日(火) No.2326 (園長日記)

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