Diary

もったいない


保育園の玄関前にある掲示板には、その月の担当になったクラスの先生が子どもたちと作った季節に合った飾りと1ヶ月行事予定が掲示されています。しかし、何と言っても目が止まるのは、各担任の先生たちが書いてくれている子どもたちの様子です。保護者の方々も送迎の際に足を止めてご覧になっている姿が見られますが、僕は朝の掃除の際、手を止めて読むようにしていますが、子どもたちと先生たちの姿が手に取るようにわかり思わず笑ってしまったり、凄〜いと驚かされたり、掲示板だけではもったいないと思わされることがあることがしばしばです。本当はこのHPの保育日記にも書いて欲しいと思っているのですが、ただでさえ忙しく時間がない先生たちにそれを強いるわけにはいきません。そこで、これからは大笑いしたり、これはぜひ皆さんと共有したいと思った記事を僕が代筆しようと思っています。ただ、どうしてもできないことは、先生たちならではの手書きの文字と時々描かれているイラストを再現し掲載できないことです。今日驚かされたのは5歳児N組のM先生が書いてくれた「今日のお昼はどんなお話??♪」というタイトルのついた記事でした。そこにはクラスのHくんが作ってきた『おもしろいはなし』という紙芝居をみんなに披露し大爆笑をさらったということ。それをきっかけに翌日には第二作目も披露され、それが友達を刺激しブームになり、Yちゃんが『かなしいおはなし』という作品を作り午睡前に読んでくれたというのです。このような子どもたちの姿は掲示板やHPだけでなく、どうしてそのようなことに至ったかをしっかりと記録し、研究発表会や学会で発表するのに値すると思っています。そして、こんな素敵なことが埋もれてしまってはもったいないのでM先生には「ぜひまとめてどこかで発表しよう!」とお勧めしました。そのほかにも3歳児T組のS先生の子どもたちとの楽しい会話や様子・やりとりが手に取るようにわかる記事もお勧めです。
 さて、話は一転しますが、最近園庭に「コメツキムシ」という甲虫がやってきます。この虫、ひっくり返したり押さえつけたりすと起き上がったり逃げようとするためパチンと跳ねるのです。子どもたちは恐々ながらもその反応を楽しむのですが、先生たちの多くが子どもたちに「大丈夫だから触ってごらん」と言われても「うん!でも大丈夫」といって触ることすらできずにいます。髪留めのような「コメツキムシ」のパチンという感触を味わってもらえないなんてもったいないので今度捕まえた時にはぜひ味わってもらおうと思っているのですが、これってパワハラ!?よ〜く確認してから実行に移さなければ・・・。
2018年05月29日(火) No.2320 (園長日記)

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