保育日記

恒例行事

2010年9月「おじいちゃん、おばあちゃんありがとうの会」で初めて味噌作りをして以来、毎年、大河原町内にある老舗「玉松味噌醤油株式会社」の工場長と専務さんに指導してもらい5歳児が味噌を仕込んでいますが、今年は今日がその仕込みの日でした。先日の「田植え」や「親子遠足」同様、子どもたちはこの日を楽しみにし、昨日はランチルームの床掃除などするなどしていたこともあり、今日は朝から興奮気味。いつもなら外遊びが盛んに行われている時間に味噌作りとなるものの、誰一人嫌がることなく早めにクラスに戻りエプロンや三角巾を準備をし作業をするランチルームへ集まりました。今年はＮ組Ｍ組合わせて50名の在籍、ということは単純に卒園記念品として仕込まなければならない分だけでも50㎏、そこに職員分約40㎏、その他にもお世話になっている方々にお送りする分、保護者からの注文分を合わせ320㎏という驚くほどの量！その内、園で仕込むことが可能そうな分量、200㎏を10のグループに分かれ、Ｎ組のＨ君のお母さん、Ｍ組のＡちゃんのお母さん、Ｍ君のおじいちゃんにもお手伝い戴いて仕込み、残りの120㎏は玉松さんのご厚意により、工場で仕込んで戴くことになりました。各クラス事前に味噌の原料を話し合うなどしていてくれたようで、作業前に工場長さんから「味噌は何からできているでしょうか？」という質問にも多くの子どもたちが「大豆」「塩」「麹」と答えられるほどでした。ちなみに、僕も1つのグループを担当させてもらいましたが、5人の子どもたちはお料理をするというより、泥んこ遊びか粘土をしているかのような感覚で作業に没頭してくれました。来年3月の卒園式の時、卒園記念として持ち帰るまで玉松さんがしっかり管理・熟成してくださいますが、美味しくなることを楽しみにしています。それにしても、先生たちも経験を積み年々仕込み方が上手になり、こぼれる材料の量が減っていることを実感します。
　さて、田植え、親子遠足、味噌作りと次々に、しかもあっという間に5歳児ならではの行事が済んでしまっているように感じてしまいます。来月は「ひつじの毛刈り」や「プール開き」7月は「お泊り保育」と楽しみな行事がありますが、それもあっという間に過ぎ、まだまだ先のクリスマス、卒園式もあっという間に迎えることを担任たちは今から心配して（悲しんで）いるようです。
　そうそう、5歳児の味噌作りを他のクラスの子どもたちが見に来ていましたが、特に4歳児は来年自分たちが同じことができるという期待感からか、じ～っと見ていました。こんなふうにして、園の伝統や恒例行事が伝わっていくのです。

2018年05月24日（木） No.2317 (園長日記)

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