Diary

やりたいと思うからこそ


4月の末、職員室前の支柱を5歳児の子どもたち数人が上手に登る姿に刺激を受けたのか、このところ5歳児の誰かしらが柱にしがみつき、一生懸命に上を目指す姿が見られていました。先日までは柱の中央まで行くのが精一杯だったM組のR君はたった数日間で成果が現れ、今日はてっぺんまで到達後片手を離し周りで見ている仲間に手を振る余裕までできていました。このような姿は子どもたち自身が「やりたい」「できるようになりたい」という思いからの結果・成果であり、やりたくないと思っている子どもたちに大人が無理やり指示命令しできるようになった場合とでは要する時間が全く違うことでしょう。手、足、腕など全身を使い、しゃくとり虫のように上り下りする必要がある支柱登り、きっと子どもたちの体幹を鍛えてくれていることでしょう。
 さて、3歳児H組のSちゃん、お母さんがお迎えに来てくれて玄関を出た後、園舎東側の山(斜面)の梯子上りが日課となりつつありました。はじめは数段、日を追うごとに中段と上れる高さが変わって来ていました。昨日、そんなSちゃんとお母さんに「もうすぐ上まで上れるようになるね」と声をかけていたので、今朝も「Sちゃん、今日もお母さんがお迎えのとき山に上るの?」と聞いてみたところ「ううん。今日はおばあちゃんがお迎えだからしないの!」という返事が返ってきました。そこで「そうなんだあ」と答えると「今日はおばあちゃんのお家にお泊りなんだあ」と嬉しそうな声が返ってきました。そして、いつものお迎えより早い時間に約束通りおばあちゃんがお迎えにお見えになってくださったのですが、Sちゃんはもちろん、それ以上におばあちゃんが笑顔でした。明日から数日間のお休みとなります。三日後の5日土曜日は「こどもの日」全国各地で子どもたちの笑顔や笑い声が溢れますように・・・。そして、週明けSちゃんがまた梯子上りを続け、今週より少しでも高いところに到達できるようになることを楽しみにしたいと思います。
2018年05月02日(水) No.2303 (園長日記)

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