Diary

鯉の季節


ここ二日間雨が降っため鯉のぼりたちには医務室で休息の時間を取ってもらいました。そのため園庭の空がなんとなく寂しい印象を受けました。しかし、そんな園庭の寂しさとは対照的にランチルームには、延長保育担当の先生たちが子どもたちと染め紙をして作った様々な色・表情の鯉のぼりが飾られ賑やかな雰囲気になっていました。この季節、多くの乳幼児施設で「鯉のぼり」をテーマにお絵描きや製作がなされると思いますが、中には保育業者から購入したキットを使って作る施設もあり、そのような場合、出来上がる作品がほぼ同じで子どもたちの個性すら感じられないことがあります。ところがランチルームに飾られた鯉たちはどれ一つとして同じものはなく、目のために貼られたドットシールがヒラメやカレイのようだったり、ヤツメウナギのようにいくつも並んで貼られていたり、中にはどう見ても鯉というよりタコかクラゲのように見える作品がありほっこりさせられます。今後、各クラスでも年齢に合った鯉のぼり作りがなされると思いますが、どのような鯉たちが出来上がるか楽しみです。
 さて、個人的なことでここに書くことではないと思いますが、同じ鯉の話でも昨日知らされたプロ野球広島東洋カープの名選手だった衣笠祥雄選手の突然の訃報は本当にびっくりしました。映画「猿の惑星」に出てきそうな一見怖そうなその風貌からは想像もつかない人間性や優しさ溢れる解説やコメント、広島の監督となってユニフォームを着る姿を二度と見られないと思うと残念でなりません。地元広島は衣笠氏の訃報にしばらくの間悲しみに暮れると思いますが、そんな方々とともにご冥福をお祈りいたします。
2018年04月25日(水) No.2299 (園長日記)

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