Diary

もう少し頑張れば・・・


まだまだパンジーやビオラがきれいに咲いていますが、夏に向けてひまわりとフウセンカズラの種を蒔こうと準備して外に出たものの掃除と線量の測定をしているうちに次第に雨脚が強くなり断念せざるを得なくなりました。しかし、お天気が回復した時、先生たちに迷惑をかけることなく種を蒔くことができる場所をあちこち探していると、昨年赤しそから落ちた種から驚くほどたくさんの赤しそが育っていること、また昨年小さな毛虫に食べられてあっという間に丸裸になった「マユミ」という木が今年も食べられ始めていることに気づきました。そこで殺虫剤を手に毛虫退治をしたのですが、レンジャー部隊か忍者がロープを使って降りてくるかのように糸にぶら下がって次々と落ちてきました。虫が苦手でない僕でも尻込みしたくなるような状況なのですから虫(特に毛虫)が苦手な方であれば悲鳴を上げ逃げ出したことでしょう。これで昨年のように丸裸にならないと思うのですが、毛虫たちも生きていくのに必死でしょうから生き残った毛虫に葉っぱを食べられないよう、目を光らせておきたいと思います。
 さて、今日のように雨が降ると園舎内で過ごすことになるのですが、外とはエネルギーの発散量が違うせいか、1歳児の子どもたちが給食の準備となり保育室へ向かう際、放牧されている羊のようにあちこち寄り道をするのでなかなか保育室へ戻ることができず先生たちはてんやわんや。そこで何人かの子どもたちの手を引き保育室まで連れて行ってあげましたが、特にこの時期、羊飼い役である先生たちには子どもたち(羊たち)を守る牧羊犬のようなヘルパーが必要であること、その役目を僕もしなければならないことを再認識させられました。
 それだけではありません。新入園児の中にはまだお母さんが恋しくて泣いてしまうこどもたちがいるのですが、1歳児S組のA君もその一人で今日は職員室で担任のN先生に給食を食べさせてもらうことになりました。その姿は(表現は適切ではないと思いますが)森でお母さんから逸れてしまい、保護したオランウータンの赤ちゃんが自然に帰ることができるようになるまで飼育員が餌を与えているかのようでした。また、4歳児H組のR君は担任のC先生が今日お休みだったこともあり不安定でした。幼稚園であれば研修会や体調が悪いなど特別なことがなければ基本的に平日に担任がお休みすることはほぼ皆無です。一方、保育所の場合、一日の保育時間が長いこと、また土曜日も保育していることもあり、どうしても平日に代休を取らなければならないため前述のようなことになってしまいます。来週からGWが始まりますが、これまで頑張って泣かずに過ごしてきた子どもたちがお休み明け泣きながら登園することもあることでしょう。また、先生たちも疲れが出てくる時期です。そのためにもGWが子どもたち、また先生たちにとって心身ともにリフレッシュできる時間になることを願うものです。
2018年04月24日(火) No.2298 (園長日記)

No. PASS