Diary

最後まで幸せ


今日は野球ファンが待ちに待った日本プロ野球、海を渡ったアメリカではメジャーリーグの開幕の日。一方、保育園は明日、第一光の子保育園・第二光の子保育園合同研修会と新年度の準備のため保護者の皆様に家庭保育のご協力をお願いするため、今日が今年度最後の保育となりました。ということは5歳児にとっては今日が本当に保育園生活最後の日ということもあり、子どもたちが大好きな軽トラックに(荷台に)乗せて走ってあげました。担任の先生たちも最後の一日を噛みしめるように関わりながら過ごしていましたが、そんな担任と子どもたちに素敵なプレゼントがありました。それは、園庭の桜が例年になく早く開花したこと(町の桜はどうかわかりませんが保育園の桜は開花の宣言をします)です。その様子に多くの子どもたちが気づき大喜びしていましたが、桜の開花以上に5歳児にサプライズなプレゼントとなったこと、それは春に田植え、秋に稲刈りをさせてくださった『田んぼの先生』であるHさんが田植えを前に田んぼのあぜの手入れと田起こしをするためトラクターに乗せてくれたことです。園庭で遊んでいた担任の先生たちがHさんが田んぼで作業を始めたことに気づき、子どもたちを連れてその様子を見に田んぼに出かけたところ、Hさんは子どもたち一人ずつ全員をトラクターに乗せてくれたというのです。この予期せぬ出来事に子どもたちは大喜びし興奮して園に戻ってきました。反対にHさんはあぜの手入れはしたものの子どもたちを乗せたことで時間がなくなったのでしょう、田起こしをすることなくお帰りになったということです。卒園する子どもたちには、こんな風に地域の方々に力添えをいただき(育てていただき)小学校へ就学することができる幸せを忘れることなく育ってくれることを祈ります。また、進級する子どもたちは来週から新たな環境(保育室や新しい友だちや先生と)で過ごすことになりますが、喜んで登園してくれること、保護者の皆さんが不安を抱くことなく子どもたちを預けお仕事に出かけられることを願うものです。最後に今年度で退職する先生、第二光の子保育園へ異動することになる職員の活躍と幸せを祈ります。
2018年03月30日(金) No.2281 (園長日記)

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