Diary

勝手知ったる


小学校が午前授業などで早く下校できるような日には2時から3時くらいになると結構な頻度で卒園児が保育園に遊びにきます。今日も外で作業をしているとき、4月から3年生になる卒園児4名がヘルメットを被り自転車に乗って颯爽とやってきました。そこで、「いらっしゃい。今日も来たんだ!でも、保育園以外にどこか行くところないの?」と訪ねてみると間髪入れず「ほぼほぼな〜い」という返事が返ってくるのです。そして、いつものように駐輪場に自転車を止めたかと思いきや正面玄関の扉を開け、続いて園庭に続く扉を開けて園庭で遊び始めました。彼女たちは誰にも邪魔されることなく、また、お昼寝中の子どもたちの邪魔をすることなく小学校にはない遊具がある園庭で遊べる事が楽しいようで遊ぶために必要なバケツやシャベルなどを遊具小屋から運び出し園庭を掘り始めました。もちろん、そのまま園庭を掘ってもらっても構わないのですが、在園時にはなかったショベルカーで遊んでみることを勧めてみると「えっ?どれ、やるやる!」と目を輝かせ、砂場で遊び始めました。保育園を卒園し数年経っても変わらないその様子、自転車を止めあっという間に園庭で遊び始める姿は「勝手知ったる」というのがぴったりな表現です。しばらく遊んで満足すると、自分たちの力では運ぶことができないショベルカーだけは「園長先生、片付けるの手伝って」とお願いにきたものの、使っていたおもちゃはきちんと自分たちで遊具小屋へ片付け帰っていきました。こんな風に遊びに来てくれることは嬉しいものの「宿題はやってない」というのが少々心配です。何なら宿題を持参し遊ぶ前に保育園で済ませてから思う存分遊んでくれるとお互いに安心なのですが・・・。
2018年03月29日(木) No.2280 (園長日記)

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