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素晴らしい学び
先週の土曜日、以前、某大学主催のセミナーでパネリストとしてご一緒させていただいた仙台市内の幼稚園(認定こども園)の園長先生からお誘いいただいた実践研究会を聞きに出かけてきました。
「深い学び」を実践する保育カリキュラムの研究 −自然発生的遊びに着目して− というテーマの発表は、その幼稚園の年長児が園庭で拾った石がきっかけに、子どもたちが形に合った名前を付けることや石を割ってみることから遊びや興味・関心が深まり、「石はどうやってできるのか?」とか「図鑑によると蛍石という光る石がある」ということを知ります。そして、仙台市科学館で興味を持った本物の蛍石を特別に見せてもらう経験、そして科学館の先生との出会いが更に子どもたちの探求心に火をつけ、お泊り保育の時に蛍石があるかもしれないという県内の川へ出かけるなどとても興味深い保育を展開していきます。その後、園庭で葉っぱの化石を発見することから遊びや保育が深まり、秋には幼稚園(保育室)に石の科学館が作られ、2月の「学びの発表会」では蛍石を探し求め、科学館を開くまでの物語を劇にし保護者の方々にご覧いただいたというのです。この実践報告を伺い、子どもたちの気づきや興味に大人がいかに寄り添い必要な支援をしていくことが大切か再認識させられました。シンポジストとして登壇なさった大学教授、小学校の校長先生、科学館の指導主事も幼稚園の子どもたちがこんなに素晴らしい学びをしていることにとても驚いていました。この実践報告会を聞きに顔見知りの保育園や幼稚園・認定こども園の先生たちもお見えになっていましたが、我々はそんな先生たちに恥ずることのないような保育をしていると思います。しかし、自分たちの日々の保育(実践)をしっかりとまとめるということに関してはまだまだ他の園の足元にも及ばないことを痛感さえられます。そんなことからも他の園の取り組みや環境を見る機会があるのならば、可能な限り出かけ自園に生かしていきたいと思います。そのことが人との出会いに繋がり、自分自身の成長にも繋がるのですから・・・。
2018年03月26日(月)
No.2277
(園長日記)
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