Diary

長い付き合い


縄文・弥生・大和・飛鳥・奈良・平安・鎌倉・室町・安土桃山・江戸・明治・大正・昭和・平成。これは言わずと知れた日本の時代名です。中学校時代、中国の王朝名(殷・周・秦・漢・隋・唐・宋・元・明・清・中華民国・中華人民共和国)と共に歴史の授業で暗記させられました。この時代名と王朝名「『い〜ん、しゅ〜う、し〜ん、か〜ん、ず〜い、と〜、そ〜、げ〜ん、み〜ん、し〜ん、ちゅうかみんこく、ちゅうかじんみんきょうわこく』」という風に「お経を唱えるように覚えろ」と言われ、暗記できたかどうか一人ずつ発表させられ、間違うと授業中にも関わらず教室を出て間違った数だけ校庭を周回しなければなりませんでした。そのため運動着を着ていないにも関わらず校庭を走っている生徒を見る他のクラスの窓際の生徒が視線と笑い顔が突き刺さるのです。僕は随分走らされたこともあり、今でも呪文のように唱えることができます。学んでいた時代がそうさせたのか、通っていた学校の学区が影響していたのか分かりませんが、この先生のおかげで前述の時代や王朝名だけでなくアメリカの五大湖などを今でも覚えています。今の時代こんなことが行われれば(こんな先生がいれば)問題になってしまうのでしょうが、僕にはありがたいことであり、いい思い出です。
 さて、「大政奉還」で政府が政権を朝廷に返した後、旧幕府軍と新政府軍による戊辰戦争が勃発してから今年150年となり福島県会津若松市などでは記念行事が行われるようです。そんな戊辰戦争が勃発した年に日本とスウェーデンの国交が樹立していました。そのことを記念してM学院女子大学が主催したセミナーに参加してきました。このために同国南部の県知事や大学の先生が来仙し、スウェーデンと日本の教育の比較や違いについて話してくれましたが、その中には数年前、スウェーデン研修に行った際お世話になった先生方もお見えになっていたこともあり、研修のことがついこの前のように蘇りました。それにしても日本ではまだまだ侍たちがちょんまげを結い、刀を差していた150年も前からスウェーデンと既に国交があったことがピンときませんが、これから先も良き交流が続くことを願うと共にいつかまたスウェーデンに行って見たいと思います。
2018年03月23日(金) No.2276 (園長日記)

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