Diary

涙雨


昨日の午後から降り出した雨は今日になっても止むことなく降り続き、まさに三寒四温を思わせるようなお天気となりました。明日が登園最終日となる5歳児の中には外遊びができないほど降る雨を恨めしく思うこともあったかも知れませんが、僕にとって幸いだったことは、水分たっぷりで重い春の大雪に見舞われなかったこと。しかし、隣接する体育館の敷地に属する側溝に溜まった落ち葉が水の流れを邪魔していることもあり一生懸命に掃除している保育園の側溝から一向に水が引きません。そこで、冷たい雨に打たれながら落ち葉を取り除く作業をしなければならず、さっきまで「雪でなくてよかった」と思っていたのに、次には「雨も降らなければいいのに」と全くもって勝手な感情を抱いてしまいました。
 さて、毎年、保育終了日を迎える前に、全園児がホールに集い、卒園・進級を祝う「お祝い会」を行います。今年も例年通り、礼拝を守り、この一年、あるいはこれまでの園生活を神さまに感謝するお祈りが献げられるなどした後、先生たちによるお楽しみ(今年は「おおきなかぶ」の劇)が披露され、子どもたちは大喜び!そして、欠席人数を記録してもらう「人数当番」や検食を僕に届ける「検食係」の当番(日課)が4歳児に引き継がれるなどのセレモニーが行われました。そして今年も第二光の子保育園二異動する職員と退職する二人の先生を紹介しなければならず、さっきまで大笑いしていた子どもたちの表情が一変し号泣する子どもたちが大勢いました。そんな子どもたちの姿や様子が先生たちに感染してしまい先生たちも涙を流すことになりました。子どもたち・職員がこんな風に心を痛め涙を流す姿を見て退職する先生たちはどのような感情を抱いたでしょうか?
 午前中いっぱい降った冷たい雨は辛さや悲しさを倍増させ心を乱すのにぴったりで、忘れられない「お祝い会」一日になったことでしょう。
2018年03月22日(木) No.2275 (園長日記)

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