Diary

あっという間


来週の日曜日、東日本大地震から7年を迎えます。今年もあの日を迎える前に新聞やテレビで震災に関する特集が組まれるようになり、そんな記事や映像を目にすると否応無しにあの日のことを思い出します。今日の給食の時間、職員室で主任のY先生や事務のOさんと給食を食べながら旧園舎での地震発生時の様子を話しました。これまで経験したことのない信じられない揺れ、しかも3分以上という発災時の恐怖だけでなく、その後、ライフラインが復旧するまでの苦労を思い出しながら、本当にあっという間に7年が過ぎてしまったことを実感しました。震災の日は夕方から雪が舞う寒い日でしたが、今日も気温があまり上がらなかったとはいえ、日差しに力強さを感じました。もしかすると7年前も今日と同じような日差しに力強さを感じる日があったのかも知れませんが、寒さこそ覚えているものの暖かさの記憶は残っていません。もし、あの日、つい先日のように、新幹線が止まるような強風が吹いたり、福井や北海道のような大雪が降ったりしたら被害はもっと拡大したことでしょう。どのテレビ局、どんな番組、そして誰だったか忘れてしまいましたが、ある方が「東日本大震災で亡くなった方々は皆さん同じ命日」と語っていました。その言葉を聞きとても複雑な感情が湧き上がりました。関東大震災、明治三陸地震に次ぐという、日本の歴史上三番目の犠牲者となった自然災害である「東日本大震災」二度と同じような災害は起こって欲しくありませんが、大災害ではなくとも子どもたちの命を預かっている我々は保育の経験年数に関わらず、いつ何時、起こるかわからない自然災害や人的災害や犯罪にしっかりと対応しなければなりません。多くの職員が出勤していない朝の時間帯、あるいはその反対に夕方、多くの職員が退勤した後という場合もあるでしょう。園長が不在ということもあり得ることです。そんな時であっても誰かの指示を待つことなく自分で判断(決断)できる大人でありたいものです。
2018年03月07日(水) No.2264 (園長日記)

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