Diary

どっちがいいのか?


5歳児の子どもたちが楽しみにしていたイチゴ狩りは天気予報通り雨に降ったため、残念ながらお弁当も水筒も保育園に置いての出発となりました。それだけではありません、バスを降りてハウスまでの移動距離もさほどでもないこと、また、ハウスの中は暖かかくジャンパーなどを着ていると暑くなり脱ぐことになるのでレインコートも置いて出かけました。幸い現地に到着した時、心配していた雨は小降りだったので良い判断をしたと思っていたのですが、主任のY先生が料金をお支払いしている間にどんどん雨足が強まり、いよいよハウスに案内してもらう時になると“ざんざん降り”となってしまいハウスに入った時には雨に打たれた子どもたちも先生たちもビショビショに濡れてしまいました。例年であれば暖かいハウス内で濡れた服も乾くと思いきや、朝から天気が悪くハウス内の気温が上がっておらず、寒さを感じるほどで服が乾くような雰囲気すらありません。一方、ハウス内が寒いお陰でイチゴがほんのり温かいということはなくちょうどいい具合に冷えていて、美味しく感じられた先生たちは「冷たくて美味しい」と大喜び。確かに温かいイチゴより本来のイチゴの味を感じることができたものの、食べ続けると次第に身体が冷えてきて益々寒さが応えるのです。そのため「先生寒い!」とか「早くバスに乗りたい」と言い出す子どもたちも・・・。そうかと思えば口の周りをコンデンスミルクとイチゴの果汁でベタベタにしてもなお夢中で頬張っている子どもたちも大勢いて驚きでした!中でもN組のSちゃんとYちゃんは0歳児の握りこぶしと同じような大きさのイチゴばかりを探してハウスの中を行ったり来たりしながら容器に山盛りにして食べ続けているのです。そんな二人に採ったイチゴを食べてから次の実を収穫するように伝えたのですが、大喜びし興奮状態の二人はその後も山盛りのイチゴを残すことなく最後まで食べ、保育園に戻ってから食べることになったお弁当もぺろっと平らげていました。子どもとはいえ5歳児にもなると食欲旺盛になることを再認識させられました。
 さて、5歳児が保育園を留守にしている間、他のクラスの子どもたちは進級したとき自分たちが使うことになる保育室を使って遊んだり、ランチルームでも普段5歳児が使っているテーブルで給食を食べるなどして過ごしていたようです。進級することは楽しみでも不安もあることでしょう。そんな不安が少しでも軽減し喜んで新しい生活ができるよう、先生たちは今後も様々な取り組みをしてくれることでしょう。
2018年03月01日(木) No.2260 (園長日記)

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