Diary

五感をフル活用


このところ朝夕すっかり冷え込むようになり、今日は朝から雨が降っていたこともあり気温が上がらず肌寒い一日でした。クラスによっては風邪をひいてお休みする子どもが増え、数週間前までTシャツ姿で登園していた子どもたちも暖かそうな服装で登園してくるようになりました。そんな子どもたちや先生たちが風邪をひくことがないように、この秋初めてランチルームの暖炉(薪ストーブ)に火を入れました。先日煙突掃除やメインテナンスを終えているのでさぞかし順調に燃えるだろうと高を括っていたのですが、数ヶ月使っていなかったため釜が冷えていたからなのか、思いの外たくさんの煙がランチルームに広がってしまいました。そんな様子を見ていた未満児クラスの子どもたちが「クサ〜い」と騒ぎはじめるので排煙窓を開けることになってしまうほどでした。幸い煙はすぐに出て行ったのですがどうやら臭いはランチルームだけでなく園舎内にしっかり残っていたようで、4歳児H組のRちゃんは玄関に入ってすぐ臭いに気づいたらしく、いつもならば登園するとすぐに2階の保育室へ行くのに今日はお父さんと一緒にランチルームの暖炉を確認してから保育室へ上って行くところでした。そんな二人に「この臭いで暖炉に火が入ったことがわかるとはさすがですね!東京の子どもたちはきっとわからないと思います!」と話すとお父さんが「本当ですね!」と笑いながら2階に上っていきました。Rちゃんが煙の臭いに気づくことができたのは卒園したお兄ちゃんを含め、数年間保育園に通っているからだと思いますが、幼い時に目(視覚)耳(聴覚)舌(味覚)鼻(嗅覚)皮膚(触覚)という五感を使うことができる環境を整え、それを生かす保育を続けていきたいと思いました。そうそう、一度温まった暖炉からその後、煙が立ち上ることはなく温かさを提供してくれました。これからほぼ毎日火が入ることとなりますが、それは僕にとって本格的な薪作りの季節がやってきたことを意味します。頑張らなければ・・・。
2017年10月19日(木) No.2167 (園長日記)

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