保育日記

こんなことってあるんだ

週末に行われる「親子で遊ぼう会」の天気が気になり、先生たちは先週から週間天気予報を確認しながら準備を進めていました。ところが、当日が近づくにつれ雲行きが怪しくなり始め、降水確率が高くなるのと比例して「雲と閉じた傘マーク」が「雲と開いた傘マーク」、そして遂に今日「傘マーク」だけの降水確率100㌫へ変わってしまいました。しかも、こんなことってあるんだ！？というぐらい遊ぼう会が行われる土曜日だけが雨が降り、前日も翌日の日曜日も晴れるという皮肉な天気予報なのです。これには先生たちはショックを受けたようですが、外で開催するか体育館で開催するか判断に迷うような中途半端な確率ではなく100㌫という降水確率に諦めがついたのか、小学校の体育館をお借りし、雨天用のプログラムで行うことに気持ちを切り替え準備をすることにしました。思えば11年前、これまで公民館で行なっていた遊ぼう会を中島公園を会場に初めて外で行いましたが、その日はとても天気が良かったため、お酒でも飲んだのかのように日焼けしたことを思い出します。それ以来、ほとんどお天気に悩まされることなく外で開催してきましたが、昨年の遊ぼう会は判断に悩んだものの外で開催したところ途中から雨に降られてしまいました。そう考えると、青空の下で開催できることが理想ではありますが、お天気に左右されない室内での開催も考えてもいいのかもしれません。もしかすると、雨の遊ぼう会を経験させるように神様が雨を降らせるのかも知れません。
　さて、夕方のことです。職員室で仕事をしている時、昨日、公民館での生き生き交流会に参加されたというおばあちゃんから「昨日、とても素晴らしい歌を聴かせてもらい涙が出ました。本当に良かったです」というお礼のお電話がありました。とはいっても僕が何かをしたわけではないので「せっかくですから担任の先生に代わります」とお話しし担任の先生と代わったところ、たくさん褒めてもらえたそうです。ところが、電話を切ってしばらくした時、お電話をくださったおばあちゃんが子どもたちのために折り紙とお菓子を持って自転車で保育園を訪ねてきてくださり、「子どもたちの笑顔と歌声に元気をもらえた」「涙が出た」ということをなんども話してくださいました。しかも、僕と主任のY先生がハラハラドキドキさせられたK君たちのおふざけを「子どもらしくて良かった」と言ってくださったのです。強制させられ一見立派に見えるよりも、ありのままの子どもたちの姿をご理解いただけたことが我々にとって大きな励みになりました。また、ある意味K君たちがいたお陰でおばあちゃんが感激してくださったこと、強制されて行動するのではなく、自分たちで気づいて行動できる子どもたちを育てていくことの大切さを再認識させていただきました。Sさん本当にありがとうございました。ぜひまた保育園にいらしてください。お待ちしています。

2017年10月04日（水） No.2156 (園長日記)

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