Diary

待ってました


この季節、いつも楽しみにしていることがあります。その一つは、見て特別綺麗なものではなく、また、見なくても気づくことができるキンモクセイの香りです。今週の日曜日、礼拝に出席するため大河原駅から教会までほんの数分歩いていると、今年もどこからともなく秋を実感させる香りが漂ってきました。このキンモクセイの香りが漂ってくると保育者となって初めて勤務した幼稚園(自分が通った・卒園した)の園庭にあった大きなキンモクセイを思い出します。園児だった頃には既に植えられていたであろうこの木は、秋になるまでは特別特徴があるように感じさせないのに9月中旬から10月頃になるとオレンジ色の花を咲かせ、近所に香りを振り撒きまき始めます。すると、子どもたちは落ちてきた小さな花を拾い集めるため、待ってましたとばかりに木の下に集まり、この季節だけキンモクセイの周りが急に賑やかになります。一方、八百屋さんには野菜や果物、キノコなど秋の恵みが並び、魚屋さんには東北の秋の味覚の代表の一つと言える秋刀魚が並び始めます。また、稲刈りが始まるとお米屋さんには新米も並ぶことでしょう。そうなると、食欲が増加することは間違いなく、年齢的にも気にしなければならなくなってきている体重のことを真剣に考えることになるでしょう。しかし、「あれも美味しいよ」「これも食べてみたら」そんな悪魔の囁きには勝てる自信はありません。我慢してストレスになるのなら、美味しく食べ、その代わり、しっかり体を動かすことを心がけたいと思います。そんなわけで、今年も「はらこ飯」を食べたいと思いま〜す。
2017年09月12日(火) No.2142 (園長日記)

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