Diary

色々な色


時々園庭から「何色がいいですか?」という色オニをする子どもたちの声が響いてくることがあります。これからの季節、木の葉が色づき子どもたちが言い表すことが難しい色合いの落ち葉が溢れてきます。そんな様々な色の葉っぱを含めるといつも以上に色オニを楽しむことができることでしょう。一方、政治家や芸能界は色恋沙汰でご乱心の方が多いようで、「白か黒か」、いや、「グレーだオフホワイトだ」など色が世間を騒がせています。日本の人気バンドMr.○h○l○r○nの曲に♪「一番きれいな色ってなんだろう? 一番ひかってるものってなんだろう?」という歌詞で始まる曲があります。この曲、さらに、聞き進めると「白と黒のその間に無限の色が広がってる」という歌詞が出て来ます。日本には「和色」と言われる外国人とは違う日本文化特有の色彩感覚に基づいた色があり、それが外国人にはクールに見えたりするようです。
 さて、先日の「夏まつり」で土から取れる染料を使った「べんがら染」という染物のコーナーがありましたが、4歳児H組のT君とS君は、数日間降った雨水が溜まった砂場で夢中で遊んでいるうちにズボン(お尻)が泥水に浸っていることに気付きながらも遊び続け、遊びがエスカレートすると、今度はお辞儀をするように意図的に帽子を濡らし、終いには頭を濡らし始めていました。本当ならば帽子を濡らした時点でストップすべきなのでしょうが、あまりにも楽しそうに遊ぶ姿を見ていると止めてしまう子持ちになれず本人たちが満足するまで遊んでもらいましたが、最後まで様子を見ていてくれた主任のY先生の報告によると、ずぶ濡れになったT君は満足したの立ったまま動きが止まり保育室に着替えに行くことができたとのことです。もしかすると、帽子もシャツも泥んこ色に染まってしまった可能性があり責任を感じますが、そんなことができるのも子どもの時だけと大人が理解してあげたい(してもらいたい)と思います。ちなみに、楽しそうに水たまりで遊ぶ子どもたち、特にT君S君は、まるで昨日見てきたカピバラようでした。話は一転しますが、明日・明後日の二日間、仙台市中心部では恒例となった定禅寺通りJAZZフェスティバルが開催されます。大小様々な会場で目では見ることのできない無限の色(音色)が奏でられることでしょう。1週間の疲れが溜まり心がブルーでなければ出かけてみようかな・・・。
2017年09月08日(金) No.2140 (園長日記)

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