Diary

悲願達成ならず・・・


ここ数日、今度こそ白河の関を越えて東北の方々が待ち望んでいる優勝旗が宮城県代表校仙台I学園か岩手県代表、M大学付属高校によってもたらされることを信じ固唾を飲みながら高校野球をご覧になっていた方が多かったのではないでしょうか。しかし、そんな、願いはあっという間に打ち砕かれ悲願達成は来年の春か夏までお預けとなってしまいました。また、数年ぶりに優勝するかの勢いで首位を走っていたプロ野球チーム「東◯楽◯ゴ◯ル◯ン◯ー◯ル◯」も1ヶ月降っている雨のお陰で打線が湿ったのか、6連敗となり首位のゲーム差が広がるばかりで心配ですが、残りのゲームは連敗することなく、ぜひ優勝して東日本大地震以降辛い思いをしている方々に喜びを与えてくれることを期待したいと思います。
 さて、東日本大地震以降、河◯新◯(地元の新聞社)朝刊一面の片隅に宮城、岩手、福島における東日本大地震での死者数と行方不明者が毎日掲載されていますが、その数字がしばらく変わることがなく、同じままであることに気づかされます。そんな現実がある中、今日はS学院大学の先生方、福島県原町市の認定こども園の園長先生と一緒に、約1年ぶりに福島県浜通りにあるキリスト教保育連盟東北部会に加盟する園をお尋ねして来ました。常磐道が開通して以来、いわき市までも楽に移動することができるようになりましたが、爆発事故を起こした原発がある地域を通過する際の放射能の空間線量値は6年以上経ったにも関わらずまだまだ高く、帰宅することはもちろん立ち入ることすら許されない地域があること、また、以前に比べ交通量が増えたとはいえ、相変わらず街灯が少なく暗い高速道路、夕方から夜になり暗くなっても電気の灯ることの家々を目にすると、とんでもないことが起きたことを再認識させられて帰って来ました。明日は人間ドックを終えた後、福島県中通りの園を訪問します。どんな変化や現実があるかしっかりと確かめて来たいと思います。
2017年08月21日(月) No.2126 (園長日記)

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