Diary

あべこべ


保護者の中にはまだお盆のお休みが続いている方も多く、今日もたくさんの子どもたちがお休みで年齢ごとの合同保育となりましたが、そんな保育園に以前僕が勤めていた幼稚園(現在は認定こども園)の副園長先生と先生方が園見学に来てくれました。この幼稚園での保育経験が僕の保育観に大きな影響を与えてくれたのは間違いなく、その経験を先生たちに伝え、ともに考えながら現在の保育の中で随所に生かしていると思っています。そして、今尚、学ぶものがたくさんあり「追いつけ追い越せ」ではなく「追いつけ追いつけ」と目標にしてずっと背中を追い続けているというのに、私たちの保育園を見学しに来るというのですから「あべこべ」のような気がしてなりませんでした。それでも保育室やホール、ランチルーム、厨房、園庭などを見てもらったのですが、僕らにとっては当たり前になっていたところや保育の取り組みにが新鮮に感じてもらえることもあったようで反対に気づきを与えてもらえました。そう考えると、いつまで経っても見えなかった背中がもしかすると見えてきているのかもしれません。もちろん、もし背中が見えたとしても様々な面で今後も追い越すことなどできないでしょうが「追い越す」のではなく、認定こども園と保育所との違いはあれど、違いや良いところを認め、理解し合い、子どもたちの成長と保育の質の向上のために情報交換しながら並走していける仲間になれるように学び続けたいと切に思いました。
2017年08月17日(木) No.2124 (園長日記)

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