保育日記

セミ

7月も今日を入れて残り４日。仙台駅2階コンコースには数日前から5～6㍍はあろうかという大きな七夕飾りが飾り付けられ、いよいよ東北にも本格的な夏が到来したことを実感させられます。保育園では科学をテーマにした来月末に行われる夏まつりに向けて様々な準備が始められ、玄関を入ってすぐのロビーにはセミの抜け殻を集めるために布が貼られたセミの形の段ボールが置かれ、そのセミに子どもたちが見つけて来た抜け殻が次々に貼られ、数日で物凄い数のセミの抜け殻になっています。その数に虫が苦手な保護者の方々は「きゃ～！無理無理」と悲鳴を上げこともしばしば！この抜け殻が今後どのように使われるのか僕には謎ですが「四足で食べないのはテーブルと椅子だけ、空を飛ぶもので食べないのは飛行機だけ」といわれるほど何でも食べると言われる某国ではセミの抜け殻が漢方薬になるというのです。夏まつりまであと１ヶ月もあるので今後どれぐらい抜け殻が集まるのか想像ができませんが、多くのセミが既に成虫になっているのでこれまでのペースで抜け殻が増えることないでしょう。反対に成虫が増えていくということになります。昨日帰宅する際、保育園から大河原駅まで歩いている途中ひっくり返り、もがいているセミがいたのでつついてみると飛んでいったのですが、今朝出勤した時も駐輪場でひっくり返ったまま動けなくなったセミが転がっていたので同じようにつついてあげると慌てたように飛んで逃げて行きました。これまでもそんなセミの姿を見ることがあったということは、もしかするとセミはひっくり返ると起き上がれないのかもしれません。ところで、広島の平和公園ではこの時期、東北で鳴くことがないクマゼミが物凄い声で鳴いていることと思います。これまで複数回広島に行っていますが、初めて広島にいった時、平和公園に響いていたそのセミの鳴き声が原爆によって亡くなった方々の叫びのように感じたことが今でも忘れられません。8月はいつも以上にみんなで平和について考えたいと思います。

2017年07月28日（金） No.2114 (園長日記)

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