Diary

朝から大忙し


昨日は雨の降る中2歳児H組の子どもたちがレインコートを着て野菜の収穫をしながら外遊びをしていましたが、今日は曇り空ながらも雨が降っていなかったこともあり5歳児の子どもたちは虫取り網を手に早くから外に出て忙しそうに園庭をあちこち歩き回っています。いったい何を探しているのだろうと思いながら放射線量を計測していると今度は4歳児H組のJちゃんが口をもぐもぐしながらやってきました。そこで「おはよう!何食べてるの?」と聞くとマウスピースのようにくわえた赤いトマトを見せてくれました。すると、僕のすぐ側で砂のチョコレートを作っていた同じH組のRちゃんとKちゃんの動きが止まり顔を見合わせました。そして「Jちゃん、どうしてトマト食べてるの?」と尋ねました。すると「えっ、N先生と一緒に取ったら『食べていいよ』っていったから洗って食べたの」と教えてくれました。そんな時、収穫したトマトを数個手にしたN先生が水道の方へ向かって歩いて行くのを見つけたのでRちゃんKちゃん2人に「ほらN先生トマト持ってるから『わたしたちにもちょうだい』っていってごらん」と話すとそれまで夢中になって遊んでいたチョコレートをその場に置いたままN先生のところへ走って行き、念願のトマトを食することができました。ところが、そんな様子に気づいた3歳児T組の子どもたちまでが職員室の近くのバルコニーへ座り、仲良く並びながらトマトを食べていました。トマトはその酸味からか子どもに嫌われることの多い野菜の一つと言えるような気がしますが、我が園の子どもたちには当てはまらないようです。
 一方、3・4歳児が美味しそうにトマトを食していることに目もくれず、虫取り網を抱えて遊んんでいた5歳児が何を探していたと言うとケヤキや桜の枝先の葉っぱの裏にくっついているセミの抜け殻でした。しかし、複数の子どもたちが一緒に探すので欲しくても手にれられない子どもたちが出てきます。そこで担任のM先生に許しをもらい数人の子どもたちと一緒に近所の「不動公園」へ脱け殻探しに出かけたのですが、案の定結構な数の抜け殻があり、全員が手に入れることができ満足して帰ってくることができました。ところが、子どもたちはこれまで何度も出かけてる「不動公園」の名前を「ぶどう公園」だと思っていたらしく「『ぶどう公園』久しぶりだけど、やっぱりいいね」と嬉しそうに話し合っている姿を見て笑ってしまいました。
2017年07月25日(火) No.2111 (園長日記)

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