Diary

連日のお客さん


ここ数年、町内の中学校や高校の授業の一環として学生たちが職場見学に来ることがあります。そのため先生や本人たちが事前に打ち合わせにやってきます。今日も大河原商業高校の学生4人が打ち合わせにやってきました。このような場合は必ず事前に連絡があるのですが、それ以外に業者の方が事前連絡なしに飛び込みで商品の売り込みにやって来ることもあります。ところが、昨日・今日の二日間は事前連絡はもちろん、インターホンを鳴らすこともなく誰にも気付かれることもないお客さんが玄関ホールにやってきていたのです。昨日はいつもより早い時間にお子さんをお迎えにいらした1歳児S組のSちゃんたちのお母さんが玄関ホールを通って下駄の方に出ようとした時、急に動きが止まり小さな悲鳴をあげたのが職員室に聞こえてきました。そして、今日は職員室で仕事をしていた事務のOさんが驚いたように「あれ?園長先生、ロビーに鳥が飛んでませんか?あっ、外かな?」と言い出したのです。昨日も今日も一体何が起きたのか、原因が何なのか確認するために職員室を出て見たのですが、昨日の原因の主は小さなカナヘビ(トカゲの仲間)そして、今日の主はハクセキレイで外に出たくてパニックになっているところでした。そんな珍客にお母さんも事務のOさんもどうしたらいいか困ったように右往左往するばかり。ところが、今日はそんなところに偶然通りかかったのが2歳児H組のN先生。すると、N先生は驚いた様子もなく持っていた荷物を置いたかと思うと虫取り網といった道具を使うわけでもなくセキレイを捕まえようとするのです。そんな姿に驚いたOさんは圧倒されただただ見ているといった感じ。しかし、それ以上に驚いたのは間違いなく自分を捕まえようとする人間(N先生)に迫られたセキレイだったと思います。結局N先生と一緒に追い詰めて僕が捕まえたセキレイを玄関から外へ逃がしてあげたのですがその暖かさと柔らかさが手から伝わり命を感じることができました。昨日はカナヘビ、今日はハクセキレイがやって来るとは都会ではなかなかありえない光景!?さて、明日も誰かがやって来るのでしょうか・・・。
2017年07月06日(木) No.2098 (園長日記)

No. PASS