Diary

願い


梅雨空から時々降ってくる雨の合間を縫いながらいつものように外の掃除をしていると二階のどこかの保育室からピアノの音が響いてきました。その優しい音色が何の曲か耳を澄まして聴いてみると「♪ささの葉さらさら〜」で有名な『たなばたさま』でした。思えばあっという間に今年も6か月が過ぎ、先週土曜日には7月に入り、今週には「七夕」を迎えることとなるので、誰か先生が子どもたちと『たなばたさま』を歌うとき、上手に弾けるようにとの願いをもって朝から練習していたのでしょう。その日本的なメロディーとピアノの音をかき消すことなくやさしく降る雨が妙にマッチしていて朝から心が安らぎ贅沢な気分になりました。クラスによってはすでに子どもたちに願いごとを聞き、その願いが短冊に書かれ飾る準備ができている様子もありましたが、毎年笑ってしまいそうになる願いごとが一つ二つあるものです。今日は2歳児の2クラスの子どもたちの短冊を見せてもらいましたが、T組のK君の願いは、おおきくなったらM・Kくん(自分の名前)になれますようにと願っているのです。今朝嬉しそうにバルコニーを走りながら「えんちょうせんせい〜」と大きな声で何度も声をかけてくれていたK君が今現在自分をM・Kだと思っていないのか、であれば自分を誰だと思っているのか考えただけでおかしくなってしまいました。
 さて、みなさんの願いごとは・・・?
2017年07月03日(月) No.2095 (園長日記)

No. PASS