Diary
実体験が育ちにつながる
今年も4・5歳児の子どもたちが町内にある柴田農林高等学校の畑で学生たちに手伝ってもらいながらサツマイモの苗を植えさせてもらいました。授業の一環ということもあり少々の雨でも日程を変更することなくレインコートを着て出かけることになっていたのでお天気が気になりましたが、朝降っていた雨は子どもたちが登園する頃には上がり泥だらけになることもなく、バスを運転してくれたT先生が汚れた車内を必死に掃除することもなく戻ってくることができました。それにしても、このような取り組みをさせてもらえる学校が町内に(しかも園の近くに)あることはとてもありがたいことです。一方、数年後には同じく町内にある大河原商業高校と再編統合することが決まっているので、今後もこれまで通りに苗を植えさせてもらい、秋にはイモ掘りをさせてもらえるかどうかはわかりません。しかし、できることなら、統合後も継続してもらえることを願うものです。
さて、数日前、保育園でも3歳児の子どもたちが中心となり園庭の畑にもサツマイモの苗を植えました。ところが、昨日の午前中は何故だか苗がぐったりとしていて元気がありません。しかし、雨を受けたからなのでしょう、今日は勢いよくピーンと伸びていました。数ヶ月後、どちらの畑でも子どもたちが大喜びをしながら芋掘りができることを楽しみにしたいと思います。
話は一転しますが、昨日5歳児の子どもたちがアリの観察をしていたことを書きましたが、今日、砂場で「ミルクティー作り」をしていた3歳児T組のKちゃんが「ねえ、園長先生、昨日M組のお姉さんたちが使ってた(遊んでいた)とこ(所)で遊んでいい?」と0歳児クラス前のバルコニーに置いてあるテーブルセットを指差しながら聞いてきました。どうやらKちゃんは昨日5歳児の子どもたちが楽しそうに遊んでいた様子を憧れて見ていたようで、4・5歳児が柴農の畑に出かけている時間帯であれば自分たちが独占できることがわかったのでしょう。MちゃんやHちゃんと一緒にティータイムを楽しんでいました。それにしても、ケーキやプリンでなく、しかもコーヒーでもなく、ミルクティーを作っているとは驚きでした。ただし、ミルクティーと言っても液体でなくケーキやプリンと全く同じ砂のミルクティーであるあたりが何とも3歳児でしたが・・・。そして3歳児が4・5歳児の様子・姿を憧れを持って見ていることが成長に繋がることを再確認するとともに、模倣の対象としてしっかりと育ってくれる(育てなければならない)ことを再認識させられる出来事でした。
2017年06月08日(木)
No.2081
(園長日記)
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