Diary

まだかな、まだかな〜♪


ある一定の年代の方々はご存知かと思いますが、昔「まだかな、まだかな〜、◯研のおばちゃんまだかな」というCMで有名な、学◯から刊行されていた小学生向けの「科学と学習」または「学習と科学」と呼ばれた月間誌がありました。この雑誌には子ども心をくすぐる楽しい付録が付いてきましたが、そんな僕の小学生時代を思い出させてくれるような事が今日保育園で繰り広げられていました。10時頃だったでしょうか、主任のY先生と職員室で仕事をしていると、5歳児M組のM先生と子どもたちが0歳児の保育室前のバルコニーに置いてあるテーブルセットのところに集まり楽しげに話しをしながら何かを始めているのです。先日の味噌作りの前日ではありませんが、そんな楽しげな声が聞こえると一体何が始まったのか気になって仕方がなくなり、その原因が何なのか確認しにバルコニーに出てみました。すると、黒土とアリ、そして砂糖を入れた飼育ケースを皆んなで取り囲み(時にはM先生が底を見ることができるように持ち上げるなどした)アリの行動観察をしてる真っ最中だったのです。そうかと思えば「ねえ、園長先生ミミズどこにいる?一緒に探して」というリクエストまで出てくるではありませんか。こんな風に僕を遊びに誘ってくれることに感謝し誰でも簡単にミミズを採取できる僕が知っている園舎北側のフェンスの秘密の場所へ出かけました。しかし、子どもたちにはもちろん、誰が見てもミミズなどいそうにないところを指差し「ここの葉っぱ優しくどかしてごらん」と話してみました。すると半信半疑といった様子だった子どもたちが「うわ〜!本当にいた〜」と喜びの声を上げ、夢中で捕まえ始めました。たかだか数分だというのに子どもたちが満足(納得)するだけの数になったらしく、今度はM先生と仲間に捕まえたミミズを見せたくて先ほどのバルコニーの所へ大急ぎで戻り自慢げに捕まえたミミズを見せていました。こんなことを通して生き物の生態の不思議さなどを学んでいくのですが、より一層生き物との関わりに夢中になれるように「アリの巣観察キット」を購入してみるようです。僕も童心に帰り一緒に学んでいきたいと思います。
2017年06月07日(水) No.2080 (園長日記)

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