Diary

すべては子どもたちのため


仙台市内の青葉通りや定禅寺通りの街路樹は緑が増し、湿度もない初夏の過ごしやすい季節を迎えたことを実感します。この5月は「仙台ハーフマラソン」や「青葉まつり」が行われる(た)こともあり、全国にそのニュースが伝えられるようになりました。しかし、生まれ育った仙台を自慢できる喜ばしいニュースが伝えられるのであれば嬉しいのですが、ここ数日は市内の市立中学校の男子生徒が教諭2人から体罰を受けた上、いじめ被害を訴えて自殺した問題がニュースに取り上げられ全国に報道されてしまいました。仙台市長は文科省へ出向き、2年7ヶ月間に市内の中学生3人が自殺したことに対し「教育に寄せる信頼を裏切り。申し訳ない」と陳謝したようですが、生徒の口に粘着テープを貼るという行為を行う教諭がいたということが信じられません。そのような行動に至るということは何らかの原因があったのでしょうが、許される行為ではないのはいうまでもないことであり、亡くなった生徒、そしてご家族の思いを考えるといたたまれません。幼稚園、保育所、認定こども園といった乳幼児施設を含め、教育に関わる者は子どもたちの健全な育ちのために努めなければならないことは理解している一方、世の中の変化と共に保護者や子どもたちの育ちも大きく変わってきていること、そのために、先生たちに求められることも大きく変化し、ストレスを抱えている先生が増えていることも事実なのでしょう。しかし、子どもたちと関わる先生が心身ともに元気でなければ子どもたちに良い保育・教育を与えることはできません。そこで、今日はM学院女子大学のN先生にスーパーバイザーとしていらしていただき、保育の様子や子どもたち様子や保育者の関わりや環境設定などを見てもらいスーパーバイズしていただきました。今日アドバイスいただいたことを保育に生かし、子どもたちが健やかに育って行けるように日々保育しなければいけないことを再確認させてもらいました。きっとこのスーパーバイズは保育の質の向上につながることでしょう。N先生本当にありがとうございました。そして今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
 そうそう、N先生のスパーバイズの陰で目立たなかったかもしれませんが、今日は姉妹園である第二光の子保育園のU先生が第一光の子保育園の保育を知るために第一で保育を経験してくれました。同じ法人でありながらお互いの保育を知っているかと言えば意外と知らないことも多々あります。そんなことからもお互いの保育の良さを知るために今後も職員の交流をしたいと思います。来週は第一から第二へS先生が出かけ保育を経験して来ます。なぜそんなことをするか?!それは子どもたちの育ちのためであり自分たちの保育の見直しと自分たちの成長であることはいうまでもありません。しかし、実習生以来のような経験となるのですから緊張することでしょう。
2017年05月23日(火) No.2069 (園長日記)

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