Diary

なんて言ってるの?何を思っているの?


今朝いつものように出勤している時、間も無く玄関というところまで来た時、どこからともなくキジの鳴き声が響いてきました。そんなキジの声に4歳児A組のYちゃんのお父さんも気づいていたようで「おはようございます。今キジ鳴いてましたよね?」とお聞きするとキジの鳴き真似をしてにこっと笑い「山の方から聞こえますね」という返事が返ってきました。園舎を新築した以降、園庭に次々と木を植え、その木々がしっかり根付くようになったことや、山(斜面)の手入れをしていることが影響しているのかこのところ様々な鳥の鳴き声が響いてきます。今日もいつものようにカラスが山のてっぺんの木に止まり何やら会話をするかのように鳴いていましたが、その鳴き声(会話)は新緑を喜んでいるかのようにも、愛を告白しているかのようにも、今日の暑さを嘆いているかのようにも聞こえ何だか愛おしさを感じました。これから鳥や田んぼのカエルだけでなく様々な虫たちが本格的に活動を始めます。その多くは鳴くことはありませんが、何かしらの方法で意思疎通を図っていることでしょう。一方、鳥や虫はみんなに聞こえるように大きな声で鳴いているのですから隠し事はないのでしょう。もし、鳥や虫の会話がわかる聞き耳頭のようなツールがあれば、鳥や虫たちの会話がわかり、特に子どもたちに捕まえられた虫たちが飼育ケースに閉じ込められている時の気持ちもわかり楽しいと思うのですが・・・。人間は言葉というツールを持っているにもかかわらず相手の気持ちがわからないこともよくあること。鳥や虫のようにはなれなくても、少しでも相手の気持ちを理解できるような人になりたいものです。
2017年05月22日(月) No.2068 (園長日記)

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