Diary

支え


これまでも様々な方のご理解とご協力を戴きながら保育園が運営できていますが、この頃、そのことを殊に実感させられています。昨日の夕方は5歳児N組のH君のお母さんが「伸びきってしまっているのですが、ぜひ保育園のお庭に植えて下さい」とたくさんのビオラとパンジーの苗を持ってきてくださったのですが、同じ時間帯に同じく5歳児N組のKちゃんのおばあちゃんが「これ、保育園の畑で育ててみて」とスイカやメロンやトマトやパプリカ、レタスにサンチュなどたくさんの野菜の苗を持ってきてくださいました。そんなことに本当に感謝だと思っていたばかりなのに、今日の夕方、テーブルに置いておいた保育園の携帯電話に着信があったことを知らせるため明かりが光っているのです。どなたから連絡があったのか確認してみると、昨年度卒園したYちゃんのお父さんからでした。そこで、折り返しお電話をしてみたところ「園長先生、どうも!今から薪用の丸太を運ぼうと思うんですけど、大丈夫ですか?6時頃に到着します!」とのお返事。ということは、既にダンプカーに丸太が積まれ保育園に向かっているということ。もちろんお断りする要素など全くないのですが念のため「ところで、どれくらいの太さですか?」とお聞きすると「大丈夫、園長先生がチェーンソーで切れるくらいのです」とおっしゃるので仕事をしながらお待ちしすることにしました。6時が近くまで何度となく園庭を見ていたのですが、いつの間にか(職員室で保護者の方と話をしている間に)子どもたちが保育室に入り誰もいなくなった園庭にダンプカーの姿が・・・。そこで、いつもと違うところにおろしてもらおうと大急ぎで園庭に出たのですが「園長先生、あっちに降ろすんだったらさっさと切ってしまった方がいいよ」と僕が考えていたところに降ろすより木を切ることを勧められ、広くなりかけた園庭にまたしても結構な太さの丸太の山ができました。そんな丸太の山に子どもたちが気づかないはずはなく、明日の朝はきっと喜んで丸太に上ることでしょう。また今日は厨房の搬入口のところに雨(雪)や風を避けるための庇や壁の工事をしてもらったのですが、園舎の施工をしてくださった業者のKさんが今回も丁寧に対応してくださったお陰で、想像していた以上にしっかりとしたものが出来上がりました。このように多くの方々が保育園に関わり支えてくださっていることを忘れることなく過ごして行かなければならないのですが、何より、園を留守がちにすることが多く、もし園に居たとしても失敗や間違いをやらかす僕が多くの職員に支えてもらっていることに感謝しなければ・・・。
2017年05月09日(火) No.2058 (園長日記)

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