Diary

花びらの絨毯


今日は仙台で仕事をしてから出勤しましたが、普段と数時間違っただけで人通りや交通量、気温が違うことを実感しました。また、電車から見える白石川の濁流から仙台と仙南では昨夜の雨の量が違っていたことにも気づきました。保育園の桜も昨夜の雨と日中の風で一気に散り、園庭が桜吹雪によってピンク色の絨毯を敷き詰めたようになっていましたが、水たまりも桜の花びらに覆われていたことに気づかず、園庭に出た際、落とし穴にでも落ちたかのようになってしまうことも・・・。子どもたちはそんな思わぬ出来事を楽しみ、また、桜の花びらを空へ放り上げ風に吹かれる様子を喜びながら過ごしていました。一方、5歳児M組の子どもたちは行方不明になってしまったカメを探すために近所に捜索(散歩)に出かけてくれたようなのですが、どこにもその姿を発見することなく園に戻ってくることになってしまったようです。もし、近所の用水路などに逃げ込んでいたとしても、電車の窓から見えた白石川の濁流が物語っていたように昨日の雨で用水路も増水したことで既に別なところで新たな生活を始めることになってしまったのでしょう。ここ数年、子どもたちの人気者として過ごし、ミミズやナメクジやバッタなどをもらっていたカメ。これからは自分で餌を取り生きていかなければなりませんが、これまでのように狭いタライで過ごすよりこれまで知らなかった自由な世界があったことを喜んでいてくれることを願います。本音を言えば(できることなら)「ちょっとお散歩して来たよ」といった具合にひょっこり戻って来てくれると良いのですが・・・。
2017年04月18日(火) No.2046 (園長日記)

No. PASS