Diary

何と贅沢


園庭を取り囲むご自慢の桜が満開となった桜のピンクと澄んだ空の青と蔵王の頂に残る雪の白さとが見事なコントラストを見せてくれています。そんな園庭の桜を見上げながら散歩をする方々がいるぐらいだというのに5歳児のN組M組の2クラスは近所のスーパーに来週のイースター礼拝に使う卵を買いに出かけるだけでなく、さらに足を伸ばし日本桜百選の一つである大河原町から隣町の船岡まで続く白石川河川敷に咲く「一目千本桜」を見に贅沢な散歩(買い物)に出かけました。その頃、僕はT先生にお手伝いしてもらい3月に卒園したYちゃんのおじいちゃんが「薪にどうぞ」と言ってくださった玉切りしたクヌギをいただきに近所の休耕田に出かけ、軽トラックに運ぶのに悪戦苦闘をしていたのですが、僕より重い丸太を運んでいたT先生が「さっきのヘリ(ヘリコプター)報道のですよね?!」と言うのです。僕はヘリの存在になど気付くことなく必死に丸太を運んでいたのですが、そう言われ空を見上げてみると確かにヘリコプターがゆっくりと飛んでいるのです。「本当だ!そっか、桜の名所を撮影してるんだ」と答えると「きっと夕方のニュースに使うんですよ」と言う返事が返って来ました。そこで、上空から桜を見下ろす花見を想像してみると、渋滞もないそんな花見はヘリコプターだからこそできることであり、それはそれは何とも贅沢なことであるかに気づきました。また、園上空も飛んでいたので、もしかすると、一目千本桜や船岡城址公園とともに撮影されていたかも知れませんね。
2017年04月14日(金) No.2044 (園長日記)

No. PASS