保育日記

🐜アリのよう！？

花壇に植えた花が次々と咲き始めた頃、園庭のあちこちからアリが活動を始めました。このアリたち小さい体にも関わらずとても力持ちで種類によっては体重の5倍の重さのものを持ち上げることができ25倍もの重さのものを引きずることができるというのです。ということは体重60㎏の人で例えると300㎏もの重さを持ち上げ、1500㎏ものを引きずることができることになり、もし、体が人間と同じ大きさだったとすると計り知れない力の持ち主ということになります。しかし、保育園にもそんなアリのような力の持ち主がいるようなのです。それは言わずと知れた子どもたち！今朝いつものように玄関までのアプローチや車掌車を掃除しようと箒と塵取りをもって外に出たのですが、車掌車の窓から中を覘いて絶句してしまいました。そこには驚くほどの合板と未満児の顔と変わらないような大きさの石が運び込まれ転がっているのです。一体いつ誰が運び込んだのかわかりませんが、大量の板と漬物石になるような重さの石を運んで来るのですから何度も往復したことは明らか！そんな子どもたちの力と行動力に感心しつつもそのままにしておくわけにはいかず、子どもたちが外遊びを始める前に園庭に軽トラックを乗り入れ、車掌車に運び込まれたもの以外にもあちこちに散らばった板を処分すべく片付けをしました。しかし、この作業も🐜アリのような子どもたちがいれば、いとも簡単に（瞬く間に）終わってしまったことでしょう。一方、板や石が園庭にあり、それを使って遊ぶような園はあまり見られず、保育環境として大丈夫だろうか？とお考えになる方もいらっしゃるかと思います。しかし、子ども自ら考え工夫して遊び込むためにも可塑性のある素材やおもちゃはとても大切です。そして、その代表と言える砂が明日の朝ダンプカーで運び込まれます。子どもたちが目を輝かせ砂まみれになりながら山を掘ったり登ったりする姿、ショベルカーの争奪戦が今から目に浮かびます。

2017年04月12日（水） No.2042 (園長日記)

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