Diary

名残惜しい


来週も登園する子どもたちはいますが、明日は今年度の保育終了日となります。そんなことをしっかり理解しているからなのでしょう、5歳児の子どもたちは担任の先生たちと残り少ない保育園生活を惜しみながらも満喫するかのようにドッジボールに興じていました。そのドッジボールも覚えはじめの時とは全く違い、ルールをしっかり理解し、楽しめるようになり、ボール避けるだけでなくボールをキャッチしすぐに相手に向けてボールを投げることができるようになるなど、遊ぶ姿からも成長を感じられ、改めて安心して小学校に送り出せると思いました。また、全園児がホールに集いこの一年間神様に守られ卒園・進級することができる(た)ことを祝う「お祝い会」を行いました。今回のお祝い会でも日々忙しい先生たちが子どもたちが楽しんでくれるようにとの願いをもち、練習した手品を披露したり「ぶたのたね」という絵本を劇にして見せてくれたりしました。そんな思いが子どもたちに伝わらないはずはなく、( ゚д゚)ポカーンと口を開けながらも固唾をのんで手品を見たり、大笑いしながら劇を見たり・・・。また、5歳児がこれまで担当してくれていた出欠確認する当番や検食を届けてくれる仕事を4歳児に引き継ぐ「引継ぎ式」をしたり、それはそれは素敵な時間となりました。また、進級する子どもたちから卒園児に歌のプレゼントをすると、5歳児がお返しの歌を歌ってくれたのですが、子どもたちが一生懸命に歌う姿や本当にお別れなんだという思いが交錯したのか多くの先生たちが涙を流し出し、N組のR君は卒園式の時のように歌いながら涙を流していました。その後、今年度をもって保育園を退職・転任する職員を紹介する時間を設けたのですが、当人たちはもちろん、お別れするということを理解した子どもたちが大泣きする姿があり、もらい泣きする先生たちが続出。そんな子どもたちの様子に勉強のように点数にすることは決してできない感受性という大切な心が育ってくれていることに喜びを覚えました。そんな子どもたちが普段は職員室で給食を食べているY先生、Hさん、そして僕を「Hさんたち給食の準備できたから一緒に食べよう」と誘ってくれました。そして、その給食も「お赤飯」というお祝いメニューだったのですが、5歳児M組のN先生の食前の祈りの中にも「今日の給食はお祝いのメニューです」とありました。そんなこと全てに感謝することができる一日だった半面、朝とお昼に思わぬハプニングがありドキッとさせられました。名残惜しむだけでなく、最後まで気を引き締めて保育に当たり保育園での一年間を締めくくりたいと思います。
2017年03月23日(木) No.2027 (園長日記)

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