Diary

こんなことが起こるから


皆さん新聞やテレビのニュースでご存知かと思いますが、兵庫県姫路市の認定こども園で定員の約1.5倍の園児を受け入れ、園児40人分程度で発注された給食を約70人で分けたり、余った給食を冷凍・冷蔵して後日使っていたりしていたというのです。その他にも雇用契約書の内容とは別に、保育士との間で「不当な契約」を結び、欠勤や遅刻をした際には給料を減額したり、保護者を待たせた場合には10日間のボランティア勤務させたりしていたというのですから驚くばかりで俄かには信じられません。また、国有地の格安払い下げで問題になっている幼稚園や保育園を運営する大阪の学校法人では、トイレが近くなるのでお茶を飲むのが禁止で「トイレ」と言うと怒られたりしたという全くもって信じられない噂もあるのですからビックリです。今後様々なことが明らかになってくることと思いますが、もしこの両施設でのニュースが本当だったとするならば断じて許されることではありません。そして、このような事件や問題が起こる度に、子どもたちや保護者のためにまじめに運営している施設までが同じようなことをしているのではないかと疑われることもしばしば。もちろんしっかりと運営していれば何も心配はありませんが、監査もこれまで以上に厳しくなることは考えられます。何事をするにもお金は必要であることは否定しないどころか当たり前のことです。今回のニュースがそうだとは言いませんが、しかし、もし、経営者が何らかの方法でお金を不正受給しようとした、またはお金儲けをしようとしていたとなれば「本当に許せない」「迷惑極まりなし」そう思っている同業者はたくさんいることでしょう。東京都民でないのであれこれ言える立場ではありませんが、築地市場の移転問題でも当時の都知事が「記憶にない」と知らぬ存ぜぬを通す姿に、日本(東京)の政治はいったいどうなっているのか疑心暗鬼になってしまいます。ハイリスクハイリターンの北欧諸国のように人々がもっと政治に興味関心をもち参加することがこのようなことが起こることを防ぐことになるように思えてなりません。皆さんどう思いますか?
2017年03月22日(水) No.2026 (園長日記)

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