Diary
裏腹に
雨が降るといたるところに水たまりができる様子に、普段あまり気にしないでいても、園庭がいかに凸凹しているかに気づかされます。子どもたちの遊びはできる限り制限したくないとの思う反面、水たまりがあまりにも多かったり大きかったりすると、凸凹が気になってしまいます。そこで数日前から「少し凸凹を均してあげようかなあと」考えていたのですが、僕の思いとは裏腹に、子どもたちはクラスや年齢の枠を超えて水たまりに大喜びし、遊具小屋からスコップやシャベルなど必要な道具を運び、水路を作り、ジョウロで水を流し入れ、川の上に橋を架け車や新幹線を走らせたり、水に浮かべたり、埋めたりと満足げに遊び始めます。そんな子どもたちが楽しげに遊ぶ様子を見て改めて「大人の感情だけで子どもたちの環境に手を加えてはならず、凸凹していていいのだ!」と一人納得し子どもたちの様子をこっそり写真に収めておきました。そして、園舎内も子どもたちにとって全て楽しい環境であって欲しいとの思いから、二階の保育室には全てden(動物の住む穴の意)と言われる隠れ家のようなスペースを作ったり二階に上る階段に話ができる妙な装置?をつけたことも思い返した次第です。そんな保育園を卒園する5歳児は今日、卒園式の最終練習をしましたが、4歳児がお客さんになり見ていたこともあり、かなり緊張していた様子。ところが、4歳児の方が堂々と式の練習に臨んでいる5歳児に圧倒されたのか身動ぐことなく口を( ゚д゚)ポカーンと開けて見入っていました。
さて、僕や主任のY先生が職員室へ戻った後、今日も何やら僕等には秘密の練習が行われたようで、その際、二人の担任が子どもたちの成長やこれまでの思いがこみ上げ感極まったのでしょう。涙を流したそうです。そんな担任の思いと裏腹に子どもたちは「どうして泣いてるの?」と驚いていたのだとか・・・。卒園式当日は担任だけでなく、多くの職員、保護者、そして子どもたち自身が涙を流すことでしょう。
2017年03月16日(木)
No.2022
(園長日記)
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