Diary

いつもと違う


昨日一日降り続いた雨が、昨夜から今朝にかけみぞれ混じりの雪に変わり冬に逆戻りしたような寒い朝を迎えました。そんなこともあり、昨日今日といつもなら朝から園庭に響く子どもたちの声が全く聞こえず、別な保育園にいるような気さえするほどでした。(きっとその分園舎内での活動が充実していたことでしょうが)そんな園庭に、先日卒園式の会場を彩るための花を買いに行った際、園庭に植えるパンジーやビオラの苗も買い求め、その苗を3歳児が植えてくれたものの、その後、乾燥した日が続いていたので、この二日間の雨や雪はこれから花を咲かせる植物と花粉症の方々にとっては恵の雨となったと思います。そして、これから暖かい日が続くと一気に蕾が膨らみ少しずつ花を咲かせてくれることでしょう。花に限らず秋に園庭整備をした時に植えてもらったケヤキが葉を広げると園庭がどんな雰囲気になるか楽しみで待ち遠しくなりませんが、冬の間、落ち葉と土の中で冬眠を続けているカメも元気に目を覚ましてくれることを願うものです。
 さて、先日5歳児N組のYちゃんのおじいちゃんからいただいた薪の束を気を利かせた誰かがランチルームに運び入れてくれたようですが、土などを払い落とさず運び入れたようで、暖炉の暖かさに春が来たと思ったのでしょう、住んでいたアリやハサミムシ、ダンゴムシの赤ちゃんが活動を始めてしまいました。しかし、当然のことながら、そのままにしておくことはできないため(頑張って春まで生き延びてきたのに)可哀想な話ですが箒とちりとりで集められ寒い外か熱い暖炉の中に放り込まれることになりました。そう考えると、春は待ち遠しいものの、人間(子どもたち)に見つかる確率が少ない冬は生き物にとって安全で嫌な季節ではないのかも知れません。
 そうそう、今年度何度となくボランティアに来てくれているS学院大学のM君が昨日、今日きてくれているのですが、これまでは3歳児H組に入ることが多く、子どもたちもM君にすっかり仲良しになりました。ところが昨日は初めて4歳児H組に入ることになりお互いなんとなくギクシャクしていて、これまでのM君とは雰囲気が違う印象を受けました。ところが今日は慣れたH組に入ったこともあり子どもたちもM君もニコニコ!そして、夕方には幼い頃から習っていたというお得意のピアノを弾いてくれたようで、普段先生たちが練習を重ねて弾いているような曲を初見で上手に弾くだけでなく、昨年の紅白歌合戦に出場したグループの曲を弾いて子どもたちを喜ばせてくれたというのです。来週は給食前にランチルームで何かを弾いてくれるというので楽しみです。ピアノが全く弾けない僕には本当に羨ましくてなりません。
2017年03月15日(水) No.2021 (園長日記)

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