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粋な計らい
東日本大震災から6年を迎えた3月11日、新聞のNHK総合の番組欄の1:50からの部分をよ〜く見てみると(縦読みすると)「東北がんばれ心つなげ」と読むことができました。このような粋な計らいは、リオオリンピックの閉幕式の時に「またあいましょう東京新国立で」となっていたり、北陸新幹線開業時も「北陸新幹線開業おめでとう」となっているなどの秘密が隠されていたようなのです。震災発生時間の2時46分には被災各地(仙台市の中心部のアーケード街など)はもちろん全国各地でお亡くなりになった方々のために黙とうがささげられましたが、このような行為やメッセージによって被災者(地)の方々は時間が過ぎても自分たちが忘れ去られることなく、今でも思ってくれている方々がいることを再認識することができ、励まされ勇気づけられたことでしょう。以前、静岡県立商業高校を卒業する生徒たちと、社会担当の先生の素敵な関係を書いたことがありました。その先生は最後となる社会のテストで25問の選択問題を出題し、その解答(ひらがなで回答)をつなげると卒業して社会へと巣立つ教え子たちへ「夢と希望をもって頑張れよ。さようなら、また会おう」というエールが送られていたのです。このような先生の思いや、限られた紙面の、その中でも本当にわずかなスペースに素敵な文章を作る新聞社の担当者の熱意と完成度に驚かされます。僕も今週末には保育園を卒園する子どもたちにメッセージを贈るために随分前から準備を始めているものの、全くもって思うように進んでいません。前述の先生や新聞社の方のような粋なメッセージを贈ることなどできませんが、思いだけはしっかりと伝えられるように準備をしたいと思います。
2017年03月13日(月)
No.2019
(園長日記)
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