Diary

1日早く


早いもので明日、東日本大地震から6年を迎えます。来週卒園する5歳児の子どもたちが赤ちゃんだった時の出来事だったことを考えると、改めて時間が過ぎるのは本当に早いものだと感じます。保育園では今日、東日本大地震発生日より1日早く、各クラス防災訓練を行い震災発生時間である2時46分に頃に合わせパジャマ姿のまま園庭に避難していましたが、そんな子どもたちや先生たちを見守りながら、実際に揺れた約3分間を測ってみたのですが、3分間がいかに長いかを感じました。もちろん、あの日も長い時間揺れていたとは思いましたが、自分の身を守ることで精一杯だったこともあり、今日測った3分間よりもっと短く感じたように感じます。一方、5歳児ですら震災の記憶はないのですから、当然のことながら他のクラスの子どもたちが震災のことなど知る由もありません。そんな子どもたちが気持ちよくお昼寝をしていたであろう時間に起こされ避難しなければならないのですから、0歳児がびっくりして泣いてしまうのも当然のこと。そんな0歳児をなだめながら抱っこやおんぶ、そして、通称“お散歩ぐるま”に乗せて避難する先生たちの必死さは大変なものです。とはいえ、実際にあの時と同じような地震が起きた場合、訓練とは比べられないほどの緊張感が求められます。特に東京電力福島第一原子力発電所に大きなダメージがあり、あの時と同じような事故が起きたなら、大好きな園庭で遊ぶこともできなくなるなんてことがないとは言えません。そのようなことがないように願うとともに、6年前のあの日以降、保育現場では実際に何が起こったのか知っていただくために、3月12日(日)に仙台国際センターで開催される「仙台防災未来フォーラム」で尚○学院大学の先生たちが、キ保連東北部会と一緒に活動したことをブース展示し発信します。お時間がある方はぜひ足を運んでみてください。
2017年03月10日(金) No.2018 (園長日記)

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