Diary

やっぱり子どもって面白い!!


ここ数年、卒園児のために自分たちも役に立っているということを実感することができるようにしてあげたいとの思いから、卒園式の会場となる二階ホールの花道を彩る花を3歳児の子どもたちと一緒に隣町の造園屋さんに買い求めに行っていますが、今年度は今日がその日だったためH組・T組の子どもたちは、数日前から担任の先生たちに「バスに乗って小〇田造園にお花を買いに行くよ」と教えてもらっていたので朝から嬉しそうに登園してきました。そんな中でもT組のM君は数日前から「造園に行く」ということが嬉しくて、待ちきれないほど楽しみにしていたということをお母さんが教えてくださったのです。
 それがなぜかそんなに楽しみだったかというとこんな具合なのです。「小〇田造園」という言葉を聞いたM君、どうやら「小〇田造園」ではなく「お山の象園」だと理解したらしく、そこには動物園のように象がいると思っていたというのです。当然のことながら、大人はお花を買いに行くと聞けば「造園屋」だと思いますが、間もなく4歳児クラスに進級する子どもたちとはいえ、まだまだ幼い子どもたちにとってはお花を買いに行くところが「造園(屋)」と聞いてもピン来ず、鼻の長い象を思い浮かべ、象がたくさんいる「象園」へとイメージが膨らんだのでしょう。しかし、大人になってもM君のような感性を持ち続けることができたら何と素敵だろうと思いながら、色とりどりの花を買ってきました。今年度は0歳児M組のT先生もバスを運転することができるため、バスの運転はT先生に任せ、僕は軽トラックで追いかけ購入した花を運ぶ係に徹することができました。そんなこともありバスの中が汚れることもなく、購入したばかりの花が蹴られて茎が折れてしまうこともなく済みました。卒園式当日、このお花が43名の卒園児の門出を彩り祝ってくれることでしょう。
 さてさて、話は戻りますが、もしかするとM君は本当に象を見たかったのかも知れません。そう思うと、いつか子どもたちを保育園のバスに乗せて本物の象がいる仙台市八木山動物公園に園外保育に連れて行き思う存分象を見せてあげたい。そんなことを思いました。残念なことに、やはり「小〇田造園」には象はいなかったものの、子どもたちより大きい?!秋田犬がいて、子どもたちを大歓迎してくれたことが救いと言えば救いなのかも知れません。ただ、M君はあまり犬には興味を示していなかったように感じましたが・・・。
2017年03月08日(水) No.2016 (園長日記)

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