Diary

場所によって


毎日夕方5時になると町役場から大きなサイレン、そして、地域のスピーカーからは「♪からすなぜ鳴くので有名な『七つの子』」の音楽が流れ、5時になったことを知らせてくれます。しかし、今日は町内の小・中学校で防災訓練が行われるということもあり朝8時にも町役場のサイレンが鳴り響きました。いつものように朝から園庭で子どもたちと遊んでいた先生たちの中には、いつもと違う時間にサイレンが鳴ったことに気づき、辺りを見渡し不思議そうに話をする様子が見られました。また、昨日、法人の理事会に出席するため第二光の子保育園まで歩いている時、役場のサイレンが鳴り響いている中、第一光の子保育園では聞こえない5時を知らせていると思われる「ご〜〜〜ん」というお寺の鐘が聞こえてきました。旧園舎で保育をしていた時は役場に近かったこともありサイレンの音が現在より大きく聞こえ、また、大河原駅が近かったこともあり列車が走る音や警笛が聞こえてきたものです。そして、僕が小さい頃は、仙台駅前の百貨店(先日突然の破産宣告をした当時、丸○デパート)から仙台に縁がある土井晩翠が作詞し山田耕筰が作曲した「♪荒城の月」とドボルザークが作曲した「家路(遠き山に日は落ちて)」が仙台の街に鳴り響き、それぞれ、5時と9時になったことを知らせてくれていたことを思い出します。ヨーロッパなどへ行くと正午になると町のいたるところにある教会から鐘が鳴り響くなどしますが、毎日その音を聞かなければならない近所の方々にとっては迷惑なこともあるのかもしれません。同様にいくら飛行機や飛行機の音が好き、バイクや車が好き、好きだからといっても空港の近くや交通量の多いところ、また子どもが好きだからといって幼稚園や保育園や学校や公園の隣に住むとなると体調や気分によってgood-soundではなくnoiseになることもあるでしょう。今朝、保育園の園庭では「ひょうたん鬼ごっこ」に興ずる子どもたちと主任のY先生の大きな笑い声が響き、たくさん笑顔が溢れましたが、その声はgood-soundの他何もありませんでした。そんな園庭に近くの山から「ホーホケキョ」という鶯の声が響いてくれるのが待ち遠しい今日この頃です。
2017年03月07日(火) No.2015 (園長日記)

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