Diary

もう!?まだ!?


今日は5歳児の子どもたちにとって待ちに待った“いちご狩り”の日!!朝からいつもはないサッカー教室のコーチからお借りしたバスが止まっていたり、普段カバンに入っていないお弁当が入っていたりすることもあり水筒を下げいつも以上に嬉しそうな表情で登園してきました。出発時間までいつものように外遊びをしている時に何人もの子どもたちが「園長先生、今日よろしくね!」とか「まだ行かないの?」嬉しそうに話しかけてくるほど興奮気味でした。ほどなくして担任のN先生たちが「そろそろ出かけるからお片付けして集まりしよう」と声をかけるとあっという間に片付けを済ませ、信じられないほどの速さで保育室へ戻って行きました。その結果予定時間より10分ほど早く山元町のいちご農園へ出発し、早めに到着することができました。案内された1号棟というハウスに入りイチゴの摘みとり方を教えてもらい、練乳の入った入れ物を手渡されると「もう食べていいの?!」と目を輝かせ、ほぼ貸切状態のハウスで「美味しいね」とか「これ見て!面白い形だよ」とか言いながら練乳で服がベタベタになることや園に戻ってからお弁当を食べることなど全く気にせず「まだ食べるの!?」と思うほど存分にイチゴを頬張っていました。42名の子どもたちと職員5名が決められた30分という時間内にでどれだけの量を食べたのかわかりませんが、僕らがハウスを出る頃になって次々とやってきたお客さんが案内されたのは何と、たった今、子どもたちによって多くのイチゴが食べ尽くされた1号棟だというのには驚き、気の毒で申し訳ないように思いました。
 ところで、去年もこのイチゴ農園にイチゴ狩りにきましたが、その時はまだまだ津波被害にあった地域の整備や震災後内陸に移った常磐線の復旧作業のための槌音や重機音が響いていましたが、今年はハウスを見下ろせる高いところを走る常磐線の音が響いていることが嬉しくなりました。そんな山元町を出発し園に帰ることになっていたのですが、園長のわがままで園庭にある車掌車と同型の綺麗な車両がある公園に寄り道することにしました。そんな想像していなかった思わぬ出来事にお腹がいっぱいで眠くなりかけていた子どもたちも目が覚め、車輪もついた綺麗な車掌車やディーゼル機関車に乗ったり、園にはない遊具で遊び大喜びし「そろそろ帰るよ〜!」と声をかけられると「もう!?」という声が返ってくるほどでした。しかし、ここで体を動かしたことがよかったのか、本当に食べられるか心配していたお弁当も「まだ食べるの!?」と言った具合でした。
 そうそう、明日サッカー教室があるということはわかっていたのに、今週はいろいろなことがあったせいか、「もう!?金曜日!?」という感じで時間が過ぎたように思えたり「まだ木曜日!?」と思うほどだったり。いずれにしろ、今日は朝から金曜日と勘違いしてしまうほどでした。
2017年03月02日(木) No.2012 (園長日記)

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