Diary

難しい


2月も残すところ明日一日となりました。そこで、5歳児の子どもたちは卒園・就学に向けてこれまで当たり前のようにしていたお昼寝を少しずつ減らしていったり、その他のクラスの子どもたちも進級時に不安にならないように、これまで以上にクラスの枠を超えた交流を行い、2歳児はランチルームで給食を食べたり、夕方も外で遊ぶ時間を延ばすなど保育に変化が見られます。今日の夕方、いつもなら保育室で過ごしている時間に外遊びができることが嬉しくて仕方がなかった2歳児T組のH君やW君は興奮気味で、園庭に散らばっている使い古した板(廃材)の焼却処分と薪作りをしていると「ねえ園長先生何してるの?」とか「お手伝いありませんか?」と声をかけてくれるのです。そんなW君をお迎えに来たお父さんもいつもと違うことに敏感に気づき「あれ?今日は外で遊んでるの!?そうか、もうすぐ大きくなるから?!」と嬉しそうにしていました。しかし、そもそもということになるのですが、2歳児(未満児)だからといって夕方は保育室で過ごさなければならないということは大人の都合であり子どもたちのことを最優先にしているとは言えません。その一方で、夕方、限られた人数の保育者が広い園庭で各々好きなことをして遊ぶ多くの子どもたちを把握して保育する難しさがあることも事実。そのためにも、外遊びに限らず、卒園・進級の時期になってから急に生活時間を見直すのではなく、子どもたちの成長に合わせて少しずつ様々なことを考え、日々保育を見直していかなければならないことを再認識しました。また、毎週月曜日に行っている職員会議でも施設長として伝えている・理解してもらっていると思っていることがしっかり伝わっていないことを感じることもしばしば。そして、会議に参加していても何も発言することのない先生がいたりすると人材教育の難しさを痛感させられます。海外では「考えを持っていたたとしても発言しなければ考えていないのと同じ」とされてしまいますが、日本の場合、保身のためなのか余計なことを言わないことも大切なのかも知れません。ただし、日本人でありながら僕のように黙っていられないのも問題なのかも知れませんが・・・。
2017年02月27日(月) No.2009 (園長日記)

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