Diary

日々の積み重ねの重要性


数日前、4歳児の担任二人から僕と主任のY先生以外は誰も知らない3歳以上児クラスの避難訓練計画書を受け取りました。発生時刻もどのようなことが起こるかも全く知らない抜き打ちの避難訓練は実際に災害が発生した場合にどのような行動を取らなければならないか判断しなければならず、大変なことも多いのですが、就学・進級を迎えるこの時期ということもあり、抜き打ちで、しかも給食を食べている時間に園内放送で地震発生を知らされたにもかかわらず子どもたちは先生たちの指示に従いテーブルの下に潜り込み静かに身を守っていました。また、早めに給食を食べ終えて一足先にお昼寝のために二階の保育室へ上った子どもたちも自分たちの判断で静かに身を守ろうとしたり、先生たちのいるランチルームへ戻ってこようとして様子を見に行った先生たちと一緒にそれぞれの場で身を守ったりしてくれました。ところが、それから数分後、今度は崖が崩れたという想定で非難しなければならないという園内放送が入り、またしても避難することになったため驚き泣き出しそうになる子どもたちの様子は見られました。しかし、二階ホールへ避難する時も避難後も本当に静かに話を聞くことができました。こんな風に抜き打ちの訓練できるのも毎月行われている避難訓練の積み重ねがあるからでしょう。今日は3歳以上児だけが避難しましたが、僕だけの判断で主任のY先生も担任の先生も誰も知らない抜き打ちの避難訓練を考えてみようかな!
 さて、訓練の重要性は災害に限ったことではありません。そこで、子どもたちが避難訓練を終え、いつものように静かにお昼寝をしている時間に大河原警察署の職員にいらしていただき、現在の園舎になって初めて職員対象の防犯教室を開いてもらい不審者対策のキーポイントを教えてもらいました。また、実際にさすまたを使った訓練や簡単な護身術を教えていただいたのですが、警察官であっても実際に不審者に対峙するときは大変なこともあるとのことをお聞きし、自分の身を守りながら子どもたちの命を守ることの重要性を再認識する時間となりました。今日のお話や訓練、教えていただいた護身術を忘れないようにマニュアルを作りたいと思います。
2017年02月23日(木) No.2007 (園長日記)

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