Diary

少しずつ、でも確実に


今日は町内に3校ある小学校の内の2校で4月に一年生になる5歳児を対象にした一日入学がありました。そのため朝から一日お休みした子どもたちも多く、登園してもいつもより早くお迎えに来てもらい少々緊張した面持ちで降園していく様子が見られました。3月で保育園を卒園するということはわかっていても、まだまだ実感は湧いていないと思いますが、二人の担任は卒園記念品としていただいた自転車(乗り物)置き場のプレートを作ったり卒園アルバム作りなど、すでに卒園に向けて忙しそうに準備を始めています。そんなこともありきっと子どもたちより二人の担任の方が卒園が近付いていることを実感していることでしょう。
 ところで、毎年保育参観が行われるこの時期になると子どもたちの成長が伝わってくるのですが、昨日は1歳児S組の子どもたちが多くの保育園で使っている誘導ロープと言われる散歩用のロープを使うことなく友達と手を繋ぎ近所に散歩へ出かけて行きました。ロープを使わず歩くことができるようになっただけでなく、その距離も数ヶ月前までには考えられないほど伸び、体力がついたことも感じました。また、今日も園庭で薪作りをしたのですが、結構な量になったので一輪車やリヤカーで運ぶのではなく園庭に軽トラックを乗り入れ積むことにしたのですが、その時、園庭で遊んでいた2歳児T組の子どもたちを荷台に乗せてあげたところ大喜び!その後、その喜びのままの勢いで薪を載せる手伝いをしてくれたのですが、見た目以上に重い薪があったのにもかかわらず、みんなが次々に運んでくれたお陰であっという間に全ての薪を積み終えることができてビックリでした。そして、3歳児は明日に迫った保育参観のために最後の準備や確認をしていたようですが、H組の2人の担任たちは夏祭りの時のように、玄関から保育室まで続く廊下や階段などにクラスの子どもたちの足跡を貼り付けるなどH組の子どもたちや保護者の方々だけでなく、他のクラスの子どもや保護者や先生たちを巻き込むようなワクワクする工夫や配慮をしてくれていました。こんな風にどの年齢の子どもたちも「少しずつ、でも確実に」成長していることを実感します。そうそう、僕の薪作りも、丸太の山が低くなっていく(減っていく)ことから、少しずつ、でも確実に仕事をしていることと園庭が広くなっていることを実感し自己満足に浸ることができています。割った薪が暖炉でオレンジ色に燃えランチルームを暖めるためには火を絶やすことなく薪を焼(く)べる必要があります。ところが風前の灯火のようになっていることもしばしば。そうかと思えば、0歳児A組のT先生は宮崎駿監督の人気アニメの登場人物、釜○いのようにせっせと薪を焼べてくれますし、そうかと思えば3歳児H組のM先生は軽トラで運んだ薪を僕が積む前に全てきれいに積み重ねてくれていました。T先生に「釜○い」とニックネームをつけるとしたら、M先生は「湯○婆」か「銭○」といったところでしょうか・・・。何はともあれ、課題はあるとしても、我が園は少しずつでも確実に組織として成長していることを感じています。
2017年02月02日(木) No.1992 (園長日記)

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