Diary

保育園にもいました


昨日、岩泉町に住み、台風被害に遭った地域の方々へ薪を届けている男性のことを書きましたが、4歳児H組のA君も自分のことだけでなく、困っている方々を思い素敵なことをしていたのです。今日は4歳児の保育参観ということもあり、いつもは子どもたちを保育園に預けお仕事にお出かけになるお母さん・お父さんとと過ごせるとあってみんなニコニコ嬉しそう。そんな子どもたちを保育室で迎え入れていた担任のM先生が少々困った(慌てた)表情で職員室の僕のところへやって来た「園長先生、献金ってお金でもいいんですか?」と聞いて来ました。「えっ!?どうして?」と聞いてみると「Aちゃんが困っている人たちに使って欲しいと言って貯めたお小遣い(献金)を持って来てくれたんです」と言って、以前、金融機関にお勤めになっている保護者からいただいた車の形になる貯金箱を袋の中から取り出しました。「えっ、本当?!嬉しいね。もちろん大丈夫だけど・・・。じゃあ、金庫に入れておいて。Y先生にも報告しておくから。お部屋に帰ったらAちゃんを褒めてあげながら献金を持って来てくれたことみんな(クラスの子どもたちに)に報告して」とお願いしました。これまで毎週月曜日の礼拝の時に古切手を献金として持って来てもらうことをみなさんにお願いしているおかげで子どもたちが持ってきてくれる古切手が集まっていました。5歳児の子どもたちの中にも誰一人できないであろう園庭に立っている丸太から隣の丸太に忍者のように軽々とジャンプできたり、落ちている枝を拾って戦いごっこをしたりするほど元気で、時にM先生に叱られるようなことがあるA君が誰に言われたわけでもなく困っている人のために献金として小遣いを貯めてくれていたという事実にA君に思いやりの心が豊かに育っていることを実感し胸が熱くなりました。昨日は岩泉町の被災者の方々に薪を届けている男性に感動しましたが、こんなに身近に素敵な感動を与えてくれる子どもがいてくれたとは・・・。Aちゃん本当にありがとう!Aちゃんの思いは神様によって困っている人たちのところへ必ず届くと思います。

※古切手の他にも書き損じのハガキや海外旅行などで使い切れず残った外貨(コイン)も献金として集めていますのでご協力ください。
2017年02月01日(水) No.1991 (園長日記)

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