Diary

ありがとうございました


2016年も保護者の皆様をはじめ、近隣の方々、教会関係者など多くの方々のご理解をご協力をいただき無事に保育を終え、新しい年を迎えようとしています。今週に入り少し早くお休みに入った子どもたちも多くいましたが、保育最終日の今日もいつもと変わることなく朝から園庭を走り回る子どもたち先生たちの姿と歓声が響きました。今朝は昨日降った雨が朝の寒さで凍り付き道路はツルツルに。また、園庭は霜が降りいたるところ真っ白になっていました。そんなところへ雪が舞って来たので子どもたちは大喜びしながら園庭に飛び出し「たくさん降ってきたね」「たくさん積もるといいね」と空を見上げていましたが、子どもたちの願いは叶わず少しずつ日が差してきました。それでも朝番のT先生が子どもたちと一緒に霜を集めて冬ならではの遊びに興じていました。
 さて、そんな中、僕は雪が降り積もる前に少しでも多くの薪を作りたく頑張ったのですが思いのほか気温が上がらず手も足も冷たくなってきました。そんなことを知る由もない4歳児H組のA君やS君、A組のR君が作業を見ていたので「今日は寒いね!園長先生暖かいコーヒー飲みたいな〜」と話すと「わかった!」「いいよ!作ってきてあげる」といってどこかへ走っていきました。そしてすぐに戻ってきたかと思ったら「ねえ、園長先生のコップどれ?」と質問をしてまたどこかへ行ってしまいました。ところがその後しばらくしても戻ってきません。いったいどこへ行ったのだろう?と思いながら作業を続け、一旦職員室へ行ってみると、そこにはジャンパーを脱いでくつろいでいるさっきの3人の姿があったのです。驚いた僕は「えっ!?ここで何してるの?」と聞くと「だって園長先生のコップわからないから先生たちに聞いてたの」という返事が返ってきました。そうです。彼らは寒がっていた僕に本当に温かいコーヒーを持ってきてくれるつもりだったようなのです。そのため主任のY先生をはじめ何人かの先生にコーヒーがどこにあるか、僕のコップはどれか聞いていたようなのです。しかし、朝早くから子どもたちが妙なことを聞いてくるので先生たち誰もがキツネにつままれたようなことになっていたようです。それにしても子どもたちの発想に笑い、優しさに嬉しさを覚えました。そして、もう一つ今日おかしかったこと、それは、暖炉に薪を入れている僕に厨房から「園長先生、ちょっと聞きたいことがあるんです」と声がかかりました。一体何かと思ったら「実は今日の給食の〇〇フライを増やして欲しいという先生がいるのですがどうでしょうか?」という質問でした。そこ時点でだれかピンと来たので「M先生でしょう?」と言うと皆さん手をたたきながら大笑い「えっ?すご〜い。わかるんですね」と驚いた様子。4歳児H組のM先生は今日の給食のメニューであるエ〇フライ好き!そのM先生が厨房のスタッフに、〇ビフライをもう一本増やしてもらいたいということを懇願したそうなのです。そこで、既にお休みしている子どもたちも先生も多いので「いいですよ!年末の大サービスにしてあげてください」とお願いしました。そんな訳で先生たちにはいつもより一本多いエビフライが提供されM先生は大喜びだったようです。
 さて、そんな楽しい保育園生活も明日から1/3まで年末年始のお休みとなります。少しでも園舎内もきれいにして新年を迎えたく、事務仕事の他、クラスにも入らなければならない主任のY先生に手伝ってもらい、職員室、医務室、ランチルーム、玄関ロビーなどのワックスがけをしました。お陰でしばらくぶりに床に輝きが戻ったので気持ちよく新年を迎えることができそうです。
 最後になりますが、一年間本当にありがとうございました。職員も数日間、保育を離れ心身ともに疲れを癒す時間をいただきます。(保育日記もお休みです)子どもたち、保護者の皆さんも良き年末年始をお過ごしください。新年また元気な子どもたちに会えることを楽しみにしています。
2016年12月28日(水) No.1971 (園長日記)

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