Diary

嬉しい出来事


クリスマス親子礼拝が終わり張り詰めていた緊張感はなくなりましたが、4・5歳児の子どもたちから刺激を受けた2・3歳児の子どもたちの中にはまだまだクリスマスページェントをしたいという思いがあるらしく、今日も朝早くから園庭に出て覚えたクリスマスのさんびかを歌いながら演ずる様子が見られました。2歳児H組の子どもたちは園庭に落ちている枝を拾い、見よう見まねで覚えた羊飼いになり切って遊んでいるような姿が見えたので、事務仕事を一時中断しギターを持ってバルコニーへ出て子どもたちのリクエストに応え羊飼いの曲以外にも天使たちの曲など演奏してあげるとそれはそれは嬉しそうに杖をついて歩いたり、手を広げ天使になったかのように飛んだり(走ったり)していました。そんな姿を見ると、改めて子どもたちは強制させられてクリスマスページェントをしたのではなく、本当に喜んで演じていたことを確信することができました。だからこそ、ページェントを終えた翌週になってもみんなが笑顔で過ごしてくれているのでしょう。そして何よりクリスマス親子礼拝を迎えるまでも「お休みしたい」と訴える子どもなどなく、反対に「お休みしたくない」ということさえあったのです。子どもたちの主体性を大切にする保育が求められている現代において今なお、セリフを暗記させられ、立ち位置や動きまで先生の言う通りに演ずることを強制させられるページェントや劇をを行っている園もあるのかも知れません。そうあってほしくはありませんが、もし、そのような園があるならば、クリスマスに限らず、子どもたちが笑顔で過ごし、終わった後も子どもたちから「またやりたい」という声が上がるような保育であってほしいと願うものです。そうそう、今日、5歳児2クラスは畑で育てていたキャベツを収穫し、ベーコン入りのキャベツスープを作りました。そのスープをN組のR君が職員室の僕や主任のY先生、事務のHさんに届けに来てくれました。そして職員室からランチルームへ戻る際に扉を閉めながら一言「美味しく食べてください」と言い残してくれました。その、心のこもった素敵な言葉にY先生と「うれしいですね」と顔を見合わせました。このR君の一言からも子どもたちは心身ともに育っているということの現れを感じ嬉しくなりました。
2016年12月20日(火) No.1966 (園長日記)

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