Diary

団結力


クリスマスが近づいてきていることもあり、あちこちのクラスからクリスマスの讃美歌を歌う声が響いてきます。5歳児は去年のクリスマスの時から憧れていたページェントを今年は自分たちが中心となり4歳児クラスとペアを組み行うため緊張しながらも喜んで取り組んでいるようです。そんな様子が気になり今日はN組とA組のページェントを見に行ってみました。すると、僕より先にもう一つのペアクラスであるM組とH組の子どもたちと先生たちが食い入るように見ているのです。そんなギャラリーが気になり恥ずかしいからなのか歌もセリフも声が小さかったり、ピアノを弾いている担任のN先生の方を見ながらだったり・・・。そこでN先生が「どっち見て話すといいと思う?」と質問することになります。すると、そんな時、子どもたちのページェントを見ていた他のクラスの担任がN先生にお願いされたわけでもないのに、さりげなくこっちを向くんだよと行った具合にその子たちに向かってそっと手を振って合図を送ってあげる(くれる)のです。そんな先生たちの姿に我が園の先生たちは自分のクラスの子どもであろうとなかろうと、同じように関わってくれていることを感じることができ、本当に嬉しくなり、誇らしく思います。しかもそんな姿はこのページェントの時間に限ったことではなく、今日、外遊びをしている時に地震が起きたことを想定し2・3歳児が避難訓練を行った時、訓練に気づかず遊んでいる子どもに他のクラスの先生たちが声をかけ避難を促してくれるのです。それは、自分のクラスの活動だけでなく他のクラスの活動を知っているからできることなのだと思っています。もちろん、本当に避難しなければならないようなことが起きれば前述のような行動は当たり前のことになりますが、日頃からできることが肝心です。ということは、我が園の先生たちは保育園に通う子どもたちみんなを自分たちの子どもとして褒めたり叱ったりしてくれていますので何も心配なく、また、クリスマスページェントもみんなで作り上げてくれることと思います。そうそう、0〜3歳児とその保護者の方々にはクリスマス親子礼拝の時、先生たちが演ずるクリスマスページェントをご覧いただくことになりますが、先生たちは、そのページェントの最後にかなり練習が必要な曲を歌うこと目指して準備・練習をしています。楽をしようと思えば難しい曲を選ぶことなどありません。しかし、そうではなく、指示されたわけでもないのにチャレンジする姿勢も我が園の先生たちのいいところだと思っています。
2016年12月06日(火) No.1955 (園長日記)

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