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今日は朝から強い風が吹きバルコニーに置いてあるジョーロや先生たちの外履きのサンダルが吹き飛ばされるほどでした。そんな風が吹く中でも子どもたちはいつものように外に出て遊び始めました。すると、今朝の朝番担当のT先生が先日近所の方から頂いた一輪車(僕が作業に使うようなものではない)に乗って見せてくれたのです。その姿に近くにいた子どもたちは「すご〜い」と大喜びし驚いていました。ところが子どもたちのように同期のM先生までが「どうして乗れるの?」と驚いていましたが、どうやらT先生だけでなく保育園には上手に一輪車に乗れる先生がいるようなのです。僕の幼少時代、一輪車に触れる機会などほとんど記憶になく、強いて言えば木下大サーカスでピエロなどが曲芸として乗るのを見た程度のような気がするのですが、今ではほとんど小学校に必ずと言っていいほどあるというのですから、ある年齢以下の先生の中に一輪車に乗れる先生がいるのも納得です。
さて、T先生が上手に一輪車に乗っていた頃、4歳児A組のR君は園庭中央のケヤキの木のところに廃材の板を運び「園長先生、今日は風が強くて寒いから板を立てて風が入ってこないようにしてるんだ。じいじも小さい頃、『基地』みたいなの作って遊んだんだって」と言いながら家づくりをしているのです。ということはR君はおじいちゃんから、おじいちゃんが小さい頃どんなことをして遊んでいたか伝えてもらっているということで、また、それを自分の遊びと重ね合わせているということ。それはなんと素敵なことでしょう。そして、おじいちゃんの幼い頃の遊びを世代を超えた今ても提供できる保育園の環境が誇りであり感謝です。そして、これからもそんな保育園であり続けたいと思いました。
2016年12月02日(金)
No.1953
(園長日記)
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